【はじめに】
スイッチ類の照明のLED化の最後に書いたエアコンコントロールパネルのLED化を行ったのでレポートする。ほかに1点追加レポートがあるので合わせて掲載する。
●エアコンコントロールパネルのLED化
【温度・風量調節部照明のLED化】
エアコンコントロールパネルである。
裏蓋のネジを外して基盤を取り出す。
裏蓋の固定ビス
基盤
基盤を外すにはダイヤルのピンを抜き取る。ピンの一部がフックになっているのでそこをドライバー等で押しながら引き抜く。
LEDに取り替える電球である。ダイヤルごとに付いている。なぜか中央のダイヤルのみオレンジ色だ。両端のダイヤルの温度目盛り低温部に青色がありその青を出すために普通の電球を使っているみたいだ。
温度調節ダイヤル部
オレンジ色に塗ってある電球が熱で溶けて変色している。
風量調節ダイヤル部
いきなり取り替え後の状態である(笑)。
オレンジLED+拡散キャップ
ダイオードは20mAで基盤裏のパターンをカットして取り付けた。
10mA×2個
点灯試験。
【押しボタンスイッチ部の改造】
パネル下のスイッチ部は初めからLEDであるが抵抗でセットしてある(ディマーにて明るさ調節可能)。2つあってオレンジLEDはイルミ用、緑LEDはオン時の照明用である。
赤丸部がスイッチ部LED用の抵抗
リアウインドデフォッガーのLED用抵抗
15mAのダイオードに交換。
ノーマルの抵抗制御とダイオード制御の比較。
左:ノーマル 右:ダイオード
完成したパネルの夜の状態。
今回のLEDの改造、特に抵抗からダイオードへの変更理由を解説しよう。実は、前回のレポートを出したところ、電気博士の岩野師匠よりこの件に関してご質問メールを頂戴した。そのご質問にお答えした内容を抜粋して記載する。
室内の照明類のディマーについては自分の気に入った明るさがあり、一旦決めると変化させる必要がない。メーターを基準に明るさ(私は暗い方が好み)を合わせると、スイッチ類のイルミが暗くなる。中にはほとんど見えなくなるものもある。
メータは暗くしたいが他は明るいめが良いと思ったのであえて定電流ダイオードを使ってみた。すなわち、定電流ダイオードの電流値で好みの明るさを選んでいる。おかげでメーターとスイッチ類の明るさのバランスがとても良くなった。
ちなみにディマーが効くのは次の照明である。
●スイッチ類の照明のLED化追加レポート
前回のスイッチ類の照明のLED化で全部のLED化をしたつもりであったが一つだけ忘れていた。それは、照明のディマースイッチである。そこでついでにレポートする。
【ディマースイッチの改造】
ノーマルの点灯状態
カバーを分解(全てフックになっていて簡単に分解できる。)
分解してみてわかったが元からLEDになっている。
LED
点灯部の内側(オレンジのカバーになっている。)
LED点灯状態(オレンジよりは黄色といった感じ。)
もう少し濃いオレンジ色にしたいのでLEDを取り替える。いきなり取り替え後の状態である(笑)。
φ3オレンジLED+拡散キャップ
点灯状態
カバーにセットして点灯
あまりにも明るすぎたので中にスモークのフイルムを貼り付けた。
完成したディマースイッチの夜の状態。
ノーマルでは白っぽいオレンジであったが綺麗なオレンジになった。
残るはメーターまわりになった。引き続きチャレンジしたいと思う。乞うご期待。