2009年8月13日 レカロシート換装計画 その4(補修編2)


【はじめに】

レカロシート換装計画 その3(補修編)に続いてパート4をお届けする。この編ではシート取り付けベースの製作だ。

 

【ベースの製作】

このレカロシートはE30用のためE32にはそのままでは付けることが出来ない。
また、E32,E34のシートの取り付けは特殊で前側は引っ掛け式になっているため、尚更無理である。
そこでE32の手動シートレールの中古を購入し、それをベースとして取り付け、その上にレカロシートを取り付けることにした。

入手したE32用シートレール。


上面


サイド

これ、全体を使うわけではなく車体に取り付く部分が必要なので不要なところを取り外す。


レール部分は上下に球が入っていて動きをスムーズにしている。


この球の外れ止めをグラインダーで削り取る。

引っ張って抜こうとしたが途中で何かに当たってしまった。


ここまで抜けた。


抜け止めのリベットがあったので、ドリルで揉んで取った。

リベットの所から少し硬くなったのでプラスチックハンマーで叩きながら抜いた。


分解できたシートレール。


必要な固定ベース部分。

でも、このままでは使用できないので少し加工する。


バイスに固定し、矢印の白線の所を切り取る。


グラインダーでカットする。

これで固定ベースの加工が出来たのでシート取り付け用の板を作る。


帯状の板を必要な長さにカットして用意する。


シート取り付け穴と固定ベースの取り付けボルトの逃がし穴などを加工する。


長穴をフライス盤で加工。


シート取り付け穴をボール盤で加工。


固定ベースに乗せてみる。




ベース部分のボルトが通るところの逃がし加工をする。


固定ベースを車体に取り付けての加工にはいる。


シートの取り外し。




ベースの取り付け。




取り付け板を置いて位置合わせをする。




溶接で仮止めをする。


仮止めが終わったら取り外して本溶接をする。


溶接中。


完成。


念のためもう一度取り付けて確認する。


フックの部分はしっかりと逃げている。


ソケットレンチも問題なく使用できる。


最後に黒の塗装をして完成。


このベースにより、しっかりと確実な取り付けが出来るようになった。これで取り付けのための準備が全て整った。

   次回につづく・・・


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