2010年1月11日 ラジエターファンの電動化(取付編)


【はじめに】

去年準備の整った、ラジエターファンの電動化計画であるが、ようやく取り付けが出来る状態になった。

そこで、3連休を利用して、電動ファンの取り付けをすることにした。やっとかい!との声もある中、無視して作業にかかる。(^o^;

 

【ファンシュラウドの加工】

小僧のアルピナはM30エンジン、sam1号さんの34とはラジエターの大きさが違うのでラジエターに直接ファンを付けると冷却面積が少なくなる。

webで調べるとラジエターの面積の70%以上の冷却が必要と書いてあった。直付けでは50%ほどになってしまうのでシュラウドが必要である。


E32ファンシュラウド。

E34とは少し形状が違う。


まず、不要な部分を荒くカットする。


グラインダーで綺麗に切り取る。


カエリを綺麗に取る。


新しいシュラウドのパネルになる0.8mmのアルミ板。


必要サイズにカットして、プレスで端を曲げる。


少し大きかったのでサイズを調整する。


ピッタリと収まった。


ファンを置いて取付位置を確認する。


コンパスでケガキを入れる。


ケガキに沿ってカットする。


プラスチックとアルミの為、固定はリベットで行う。


ドリルで穴を明ける。


リベットを差し込んで専用工具でカシメる。


少し多い目にカシメた。


ファンの固定用の穴をケガく。


ドリルで穴を明ける。


タッピングビスで固定する。


フレームの取付終了。


ファンを付けてみる。


少し羽の位置が悪い。


モーターがこの位置だと、エンジンに当たってうまく取付できない。


高さを調節する。


仮にナットを挟んで確認する。


羽の位置も丁度良くなった。


アルミ板に強度を持たす為。


シュラウドの完成である。


ファンを付けて車体にセットしてみる。


干渉も無く問題ないようである。


ただ、アルミ板が薄いのと周囲がプラスチックなので強度的に不安が残る。
そこで補強を付けることにした。


補強材のアルミのL型材。


必要長さにカットする。


シュラウド上部につける。


リベットにて取付る。


この補強とファンのフレームをネジで固定する。


下部はスペースが無いのでカシメてあるリベットを外して間に挟みこむことにする。


再度リベットをしてフレームと固定して終了。


モーターのスペーサーを寸法にカットする。


そのスペーサでモーターを固定する。


これでファンの取り付けは完了。

【電気配線の取り付け】

ファンの取り付けの前に配線作業をする


これは4連メーターのときに事前に付けた温度センサー。


リレーユニットとスピードセレクター。


リレーの位置を決めて配線を通す位置を決める。


リレーはこの位置に決定。


スピードセレクターは車体に付けるのでこの位置に。


ネジ4本で固定する。


リレーの線を車内に引き込んでコントローラーまで配線する。


コントローラーのハーネスに繋ぐ。


端子の加工が済んだら仮に接続する。


ファンも仮に付けて動作確認をする。


問題なく作動した。

【電動ファンの取り付け】

配線作業が終わったので電動ファンを取り付ける


ファンカップリングを特殊工具で緩める。


ファンを取り外す。


シュラウドの止めピンを抜き取る。


シュラウドを取り外す。


新旧ファンの比較。


電動ファンを取り付ける。


固定ピンを差し込む。


ファンのセット終了。


エンジンとの隙間も十分に確保できている。


配線を綺麗に取り回して完成。

動作を確認する。同時に温度も設定する。


低速回転の開始温度は約70度に設定。


しかし、冷却水のサーモスタットが80度タイプなので、ファンが回っても冷却しない。

70度のタイプに交換する必要がある。
(サーモは購入済み)


高速回転の開始温度は約90度に設定。


現在は冬なのでほとんど高速回転は入らない状態だ。


完成。

これから、夏にかけて温度が上昇してくるので設定の変更が必要かも知れない。

このカスタムは、長期の観察が必要になる。 追々経過を追記していきます。


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