2010年2月14日 モニター付き自動防眩ミラーの取り付け


【はじめに】

小僧のB11にはバックカメラが付いておりナビの画面に表示していた。ナビをポータブルタイプに入れ替えを計画していて問題になったのがバックカメラの入力だ。高機能タイプのナビなら標準で付いているが、ポータブルの場合SANYOのミニゴリラだけが入力可能である。

GPSレーダーの導入も計画中で、ナビとバックモニターとレーダーの3つを付けることになる。出来るだけ設置を少なくしたいので。。。

選択肢は、
1)ナビをSANYOのミニゴリラにすると、ナビとバックモニターは兼用できるが、別にレーダーが必要。
2)ナビをYUPITERUのYERAにすると、ナビとレーダーは兼用できるが、別にバックモニターが必要。

1)を選んだ場合、レーダーをミラータイプにすると実質ナビのみの取り付けになる。しかしミラーの自動防眩機能は無くなる。
2)を選んだ場合、ミラーをモニター付にすると同じくナビのみの取り付けに出来るが、同じく自動防眩機能は無くなる。

しばらく悩んでいたときに、BMWなお仲間のミッチョさんが最近購入されたコペンに社外の自動防眩ミラーを付けられてブログの方で紹介されていた。

そのミラーのメーカーのHPを覗いてみると、有るではありませんか探していたモニター付き自動防眩ミラーが。。。(^o^)b

GENTEX社製の自動防眩ルームミラー。 このメーカーは世界で初めて自動防眩ミラーを開発したメーカーである。
(販売:自動防眩ルームミラー専門ショップ GPmirror Project 〒460-0008  愛知県名古屋市中区栄3-2-3 4F 久野様)

そこで、2)を選択することにした。

 

【取り付け位置の確認】

もともと取り付け形状が違うのは分かっていたので、位置と方法を確認する。


さすが老舗のメーカーだけあってしっかりと梱包されている。


内容物一式。


Transflective Display“TFD”
トランスフレクティブ(ハーフミラー)ディスプレー内蔵モデル。

3.5インチモデル。


E39用自動防眩ミラー(上)との比較。

厚み:モニターが入っている分厚くなっている。


E39用自動防眩ミラー(上)との比較。

背面:配線が多いのでコネクターが裏に出ている。


それと、アームの形状がかなり違う。


E39用自動防眩ミラー(上)との比較。

ミラー面:3.5インチのモニターがあるので一回り大きくなっている。


このミラーの取り付けはもっとも一般的なウェッジマウントになっている。


BMWは特殊なカムロック式になっておりそのままでは取り付けできない。


ミラーの取付位置を確認する。


変換マウントを作って同じ場所に付けた場合。


マウントを付け直してもいいのだが、他にセンサー類が付いているので問題がある。


かなり前に出てくることが判明。

もろにルームランプに掛かっている。

【TFDミラーの加工】

そのまま(変換アダプターなど)では付かないことが判明したので、本体のアームを加工することにした。


E39用のミラーを分解して脚アームの部分を移植する。


不要な部分を取り外す。


更に使うところだけにする。

この3点の部品を使用する。

TFDミラーの方を分解する。なお、分解した時点で保障は無くなるので、自己責任において作業をすること。


前面の枠ははめ込みになっているので、パネルはがしを使って角から差し込んでそのまま外周にグルリと回すと外れる。


無理にやるとミラーを割る恐れがあるので注意が必要だ。


綺麗に外れた。


自動防眩回路基盤とモニター回路基盤。


基盤左が3.5インチモニターである。

ミラー部で下が見えているところがハーフミラー部だ。

本体の改造に掛かる前に、電源表示がグリーンになっているのでオレンジに変更しておく。


真ん中の白いのが電源表示用3528チップタイプLED。


LEDを裏に付けて穴から光を照射している。


電源を繋ぐと確かにグリーンである。


半田こてでLEDを入れ替える。


オレンジのLEDはメーター照明と同じものを使用した。


そのままでは明る過ぎたので抵抗を追加した。


いい感じになった。


これでもまだ明るいかも。。。

ケース本体の加工に取り掛かる。


アームの取り付けネジを外す。


このネジでケースを挟み込んで固定している。


アームの取り付け部。


不要なリブをカットする。


E39用の部品を付けるため穴を明ける。


ステップドリルを使って穴あけ。


その後、ヤスリを使って微調整する。


部品取り付けのため切り欠きをつける。


この部品の不要な部分をカットする。


部品の完成。


上の部品のをセットして良ければ強力ボンドで固定する。


強力接着剤アラルダイトを使用した。


穴側に少し塗布する。


部品をセットして補強を兼ねて上からボンドを流し込む。


こんな感じで純正ぽくなりました。


アームをはめ込む。


固定リングをセットする。


製作中に一箇所割ってしまったので少し緩くなってしまった。(~o~;

位置が決まったらボンドでも流しておこう。


配線を隠す為のカバー。


このミラーはコネクターが外にあるので、配線をカバーの下部から入れて上に出すことにした。


そのため下部に切り欠きをつける。


改造が終わったので組み立てる。


完成したミラー(裏)。


完成したミラー(表)。

【TFDミラーの取り付け】

ミラーの準備が出来たので車に取り付ける


今付いているE39ミラーを外す。


配線関係も外す。


箱に入れて嫁ぎ先を探そう。(^o^)b


新しいミラーを付けて配線をする。


前と同じところを通す。

接続も以前と同じところへ繋ぐだけなので簡単だ。

配線は、電源(プラス)、アース、バック信号、映像信号だけだ。


取り付け終了。

正面。


ミラー面中央上の白っぽいところが後ろからの光のセンサーになっている。


サイド。


下面。


背面。

右にある白いところが周囲の明るさのセンサー。

動作を確認する。


通常の状態。


周りの明るさセンサーをテープで塞いでミラー面に光を当てた状態。


このとき初めて気が付いたが、電源表示もちゃんと減光されている。
さすが一流メーカーである。


ギアをバックにしてモニターを表示した状態。


このときは防眩機能は解除される。


画面は3.5インチで少し小さいが、画質が良く見やすい。

モニターが付いたミラーは色々出ているが自動防眩機能が付いたものはこれしかない。少し高いがそれに見合う性能である。

これで、問題だったバックモニターの設置は完了した。後はナビの設置が残っている。


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