2010年3月7日 シートヒーターのオート化


【はじめに】

スポーツシートに換えてから、まだまだ寒い日が続いているのでシートヒーターを良く使っている。

このヒーターには、強と弱の切り替えがありそれぞれをスイッチでON、OFFするようになっている。

ただ、このスイッチはON、OFFのみで特別なコントロールはしていない。そのため、強にするといつまでも強のままONになっている。

車の年式が新しくなるとヒーターにコントロールの付いたものがある。そのコントロールもスイッチ部で行う簡単な方法である。

コントロールと言っても単純で、強でONにして10分ぐらい(熱くなってきたとき)経つと弱に切り替わると言うものだ。

と言うことは、このスイッチに付け替えればオートに変更できるのでは?と思いやってみることにした。

 

【スイッチの構造と準備】

今回使うスイッチは、BMW仲間でご近所のつばめさんが使っていないシートから外して譲って頂いたものである。


オートヒータースイッチ。

温度を感知しているわけではないので、ヒーターの電流値か抵抗値で切り替えをしているものと思われる。


コネクター側。


強が上になっている。


ちなみに手動スイッチは強が下になる。


制御基盤側。

奥の基盤はカシメてあるので分解はここまで。


スイッチ側。


このスイッチは最初からLEDである。


現状のコネクターと違い、小さな端子になっている。


前につけたE39自動防眩ミラーの不要だった配線に丁度いいコネクターが付いていたのを思い出した。


3芯のコネクターが2個あった。


ちょっと無理やりだがしっかりと差し込めた。

【スイッチの取替えと配線加工】

ヒーター側の配線が違うところがあるので加工品しながらセットしていく。


シートの裏カバーの固定ネジカバーを取る。


ネジを外す。


下側を手前に引っ張って上部を上側にスライドすると外れる。


シートを持ち上げるので邪魔な背もたれを外してしまう。

モーターやヒーターの配線を外す。


固定レバーを押えながら背もたれを上に引き抜く。


シート固定ネジを外す。


配線コネクターを外してシートを持ち上げる。


ヒーターのカップラーが奥にあるので、シートコントロールBOXを外す。


BOXを外すとコネクターが現れる。


これが座面部のヒーターカップラー。


現状ではヒーター同士はつながった状態になっているのでそれぞれが独立するように配線を変更する。


ストックのカップラーの端子と線を使って新たな配線を作る。


それを空き端子の所に繋げる。


スイッチを入れ替える。


スイッチからの線を電源、ヒーター、イルミなどそれぞれの場所に繋いでいく。


可動部に振れないように束ねて固定する。


背もたれ側のヒーターも同じように配線を入れ替える。


セット完了。


背もたれを元通りにして、作動確認。


ライトを点けてイルミの確認。


ヒーターの作動も確認する。

強にしてから約10分で弱に切り替わる。



また、電圧が少ないと直ぐにOFFになる賢いところも有る。

熱くなったらいちいち手で切り替えなくてもよくなったので便利になった。ただ、スイッチを入れっぱなしでエンスタ時に温めておくのが出来なくなってしまった。

使わなくても良い季節が早く来ないかな〜。(^o^)b


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