2010年12月4日 トレーリングアームのブッシュ交換


【はじめに】

リアの足回りのリフレッシュのために部品を揃えている。リアには交換するアームはほとんど無いのでメインはブッシュの交換になる。

中でもトレーリングアームのブッシュをM5や750で使っているタイプのものに交換しようと企んでいる。

まず、購入したブッシュの状態確認と構造を見るためばらしてみた。



【回転式ブッシュ】

E34 M5やE32 750でのみ使ってあるブッシュで、ETK上では、「ROTARY SLIDE BEARING」となっている。


普通のブッシュよりも数段に金額が高い。


リジットなわけではなくちゃんとゴムが間に入っている。



また、回転だけではなく横方向にスライドするようになっている。


両サイドには、ボールジョイントと同じくブーツが使用されている。


ブーツのリングを取り外す。


先端部ははまっているだけだ。


ブーツを抜き取る。


グリースらしきものは入っているが少ない。


ブーツを取ると、中のピンが抜けてくる。


ブッシュの内部にはドライメタルらしきものが見られる。


4個とも分解して確認したがどれもグリースは少なかった。


綺麗に掃除した後、いつものグリースを充填する。


内面にたっぷりと塗りつける。


ピン側にも薄く塗っておく。


ピンをブッシュの中に挿入する。


表面の余分なグリースが出てくる。


均すように塗り付ける。


本体にはあまり塗れないのでブーツ側にたっぷりと充填する。


はみ出ない様に均しておく。


ブーツをセットする。


根元にきっちりとはめ込む。


先端部をピンにはめる。


リングをはめる。


これで準備は整った。

【回転式ブッシュに交換】試しにやってみた。


新しく作ったブッシュリムーバーで古いブッシュを抜き取る。



右のアームは、歪んでいるのでトーがかなり狂っている。

そのためこのアームと交換する予定だ。


ノーマルと回転式の比較。


左が回転式、右がノーマル。


ノーマルは全てゴムで包まれている。


もちろん回転はしない。


回転式ブッシュを挿入する。


ブッシュの幅が小さいので寸法を確認しながら入れていく。


ある程度であればピンがスライドするので大丈夫だ。


これでブッシュの確認と交換アームの準備はできた。

左側は、取り換えないのでリア周りをばらした時に入替える必要がある。


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