【はじめに】
B11のメーターはB12のメーターに交換してある。これは松山にお住まいの坊ちゃんさんに譲って頂いたものである。
ただ、B12は750のため5Lエンジンでタコメーターのレッドゾーンや燃料計の容量が違っていて少し不満があった。
今回運よく東京のお仲間からM5のメーターを安く譲って頂けたので、B11用のスペシャルなメーターを作ることにした。
【M5メーターの調査】
たまたま手に入ったM5のメーター。 特徴はタコメーターの下が燃費計ではなくエンジンの油温計になっている点である。
以前から欲しかったが、なかなか出回らない貴重なものだ。(^o^)b
しかも運が良いことに裏側の色が同じタイプだった。
B11は同じグレーなのでポン付けが可能だ。
メーター裏の基盤。
特に変わったところは無い。
どうやらこちらの基盤に秘密が有りそうだ。___φ(◎◎へ)フムフム
B11のノーマルメーターを出してきて見比べてみよう。
まずM5メーターの象徴。
赤針とMマーク、そして油温計。
パネルは艶消しの黒である。
ノーマルだと燃費計になっている。
パネルは艶ありの黒になっている。
同じグレーパネルなので同じだ。
M5メーターのシール。
ノーマルメーターのシール。
微妙に数字が違っている。
ちなみにこちらはB12のメーターのシール。
基盤を詳しく調べてみる。
メーターには2枚の基盤がある。
M5のタコメーター裏の基盤。
ノーマルのタコメーター裏の基盤。
構成や使用部品は同じである。
M5裏パネルの基盤。
ノーマル裏パネルの基盤。
M5ではジャンパー線が追加になっている。___φ(◎◎へ)フムフム
M5基盤中央部。
ノーマル基盤中央部。
ノーマルでは空きがあるが、M5では全て埋まっている。___φ(◎◎へ)フムフム
で、ここから先は・・・・・分からん。(−−;
この基盤の裏側を調べてみる。
M5の基盤にはパターンが追加になっている。
先ほどのジャンパー線から左端の26ピンコネクターの9番ピンへ繋がっている。
この9番ピンが、油温センサーへと繋がっている。
この調査により、メーターのみの交換では無理なことが判明した。最初はメーターのみの交換を考えていたが、本体ごと交換する方法に変更した。
ノーマルメーターは今付いているB12メーターと交換してしばらく使うことにする。
右下のメーターは、以前に入手したB10メーターである。
【油温計の動作の確認とノーマル戻し】
今付いているB12メーターを取り外す。
ハンドルを取り外す。
メーター固定ネジを外す。
ハンドルコラムを布でカバーしてメーターを引っ張り出す。
メーター裏のコネクターを外す。
右端の白いコネクターが26ピンコネクターだ。
このコネクターにセンサーが繋がる線が入る。
矢印の赤マークが9番。
コネクターをばらす。
やはり9番には何も繋がっていない。
この9番はM5だけが使用しているようだ。
配線のストックから同じ形状のコネクター見つけてきた。
M5の配線では茶/紫だが、無いので茶/赤の線を使う。
コネクターに差し込む。
コネクターを元通りにしてM5メーターをセットする。
購入したM5の油温センサー。
このセンサーはオイルフィルターハウジングの根元についている。
先ほどの線とセンサーを仮につないでガストーチで暖めてみる。
目盛は50度からなので、すぐには針は動かない。
徐々に温度計の針が動いて機能することがが確認出来た。
°゜°。。ヾ( ~▽~)ツ ワーイ♪
後はこの線をエンジンルームまで引張ってセンサーをセットすればOK。(*^ー゚)bグッ!
確認できたのでノーマルメーターをセットする。
完成するまではこの状態だ。
その2(製作編)へつづく。