2011年5月24日 コンシールドワイパー化 その1


【はじめに】

BMWについているワイバーは大きくて無骨で運転席から丸見えだ。好みとしては日本車のフルコンシールドワイパーが理想のワイパーなのだ。

ただ、7シリーズの運転席側ワイパーには、ADVと言う速度に応じてワイパーの押付け力をコントロールする機能が付いている。

そもそも、雨の日にワイパーが利かなくなる速度で走ることは無いので無用の長物なのだ。

このADVがネックで、アームを換えられなかった。しかし、このADVを外して普通のものに出来ることが分かったので改造することにした。



【ADVレス化】

たまたま、エンジンをオーバーホールしているのでエンジンルームはガラガラ。今がチャンスとワイパーをばらすことにした。


ヒーターパネルを外す。


ブロワーカバーを外す。


フラッパーケーブルの左側を外す。


フラッパーリンクボックスを明ける。


リンクからワイヤーを外す。


ブロワーカバーバンドを外す。


カバークリップを外す。


クリップは3箇所付いている。


カバーの取外し。


するとブロワーが出てくる。


モーター固定バンドを外す。


配線も外しておく。


ブロワモーターを取り出す。


リンクとアームを分離する。


アッパーハウジングの留め金を外す。


内側の留め金。


外側の留め金。


アウター インレット シュラウドの取外し。


テンプセンサーを外す。


アッパーハウジングの取外し。


この状態でやっとワイパーユニットが出せる。


これがワイパーユニット。


ブロワインテークグリルのクリップの取外し。


このクリップは壊れる可能性が大なので新品を用意する。


ブロワインテークグリルを外す。


ワイパーユニット固定のナットを外す。


ダンピングリングがボロボロになっている。(~o~;


ワイパーホルダーを外す。


一旦この位置まで引っ張り出す。


モーターのコネクターを分離する。


やっとワイパーユニットが外れた。


外したワイパーユニット。


E34のものとの比較。


上がE34用。
下がE32用。


上はADV無し。


下はADV付き。


助手席側はリンクが裏表逆なだけで殆ど同じ。


ワイパーのピッチを測ってみる。


E34用、631mm。


E32用、643mm。


これでは、ゾロ換え出来ない。

ユニットごとの交換が出来ないので、部品の交換をすることにした。まず、E34用を分解する。


ドライブロッドのジョイントを抜く。


ラジオペンチを間に入れてコジると簡単に外れる。


ダストシールが付いている。


シャフト固定リングを外す。


ワッシャーとO−リングが入っている。


雨水侵入防止用と思われる。


これで、シャフト部分が外れた。


これが交換する部品。


次に、E32用の方を分解する。


ADVモーターの取外し。


このモーターが壊れている車体が多いようだ。


ドライブロッドを外す。


シャフト固定リングを外す。


ワッシャーが2枚とO−リングが入っている。


先端の違いだけだ。


シャフトにグリースを塗る。


ドライブロッドのジョイントにもグリースを充填する。


シャフト固定リングをはめる。


ドライブロッドを叩き込む。


部品交換終了。(≧▽≦)b


これを元に戻せは、ADVレスワイパーが出来上がる。


E34用のダンピングリングが綺麗なのでそれを使う。


ADVモーターのコネクターは絶縁処理しておく。


ワイパーユニットを挿入する。


固定ネジでしっかりと固定する。


ワイパーホルダーも止める。


ワイパーユニットの取り付け終了。


外したブロワーを元通りにする。


カバーを付けて、ワイヤーを付ける。


ブロワカバーを付ける。


ヒーターパネルを付けて完成。

これで、普通のワイパーアームが使えるようになった。 次回アームの施工へとつづく。。。(^o^)b


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