2011年6月5日 コンシールドワイパー化 その2


【はじめに】

ワイパーユニットの改造でADVレスにすることが出来た。

今回は、ワイパーアームを取り換えてコンシールドワイパー化を目指す。



【コンシールドワイパー】

すでにADVは無いので、当然前のワイパーは付けられない。また、付ける気も無い。(笑) そこで国産のワイパーアームを流用する。

国産のワイパーアームはスリムなものが多く、色々なサイズがあって理想のアームが選べるのだ。

ただ、左ハンドルなので国産では流用出来るものが少ない。そこで逆輸入車のものを使うことにした。


フェアレディーZで32Zの逆輸入の左ハンドル用。


アーム先端の曲がりが逆なだけ。


たまたまオークションで見つけて入手しておいた。


サイドにはNISSANの文字が。(~o~;


取り付けてみた。


ボンネットを閉めるとこんな感じになる。


ワイパーアームが干渉してないか確認。


運転席側。


ちゃんと隙間はある。


助手席側。


あら?


当たってるやん。(−−;


こっちは加工しないとダメみたいだ。


ネジを緩めて押えてみる。


これくらい下がれば問題ないかな。

アームの部分を切って溶接すると、いつかのつばめさんのようになるので、それだけは避けたい。(~_~;

そこで、穴を溶接で塞いで、明け直す方法をとることにした。これならアームに負担は掛らない。( ̄一* ̄)キラン


アームの穴を溶接で埋める。


溶接の前に表面の塗装やアルマイトを綺麗に落としておく。


裏側の溶接終了。


表側も出来た。


アルミでもダイキャストなので溶接は難しい。

あまり長くやると溶けます。(笑)←笑えないけど。


溶接の余分なところを削って角度と形を整える。


下側が希望する角度なったら周りを仕上る。


角度に合わせて穴加工をする。


最初は小さな穴を明ける。

こうする事によって穴がずれるのを防ぐことが出来る。


元のサイズの穴に広げる。


穴に合わせて上面をカットする。


穴と直角になるように削る。


穴にテーパ加工をする。


ちょうど良いテーパの工具が無かったので、適当なもので形を作っておく。

後は軸に差し込んで、グリグリとやればOK。


スプラインは加工しなくても、ネジを締め付けたときに自然に成形される。


前と比べてこれだけ下がった。


ちょっと少ないように思えるが、やり過ぎると下側が当たることになる。


車体に取り付けて確認してみる。


なんとか隙間が確保できた。


後はブレードの調整が必要だ。


ブレードの角度が合ってない。


先を万力で固定しして、グイッと曲げる。


いっぺんに曲げずに位置を合わせながら曲げる。


アームの長さも合っていないので窓からはみ出ている。


ブレードは550mmのものを使っている。


ブレードを500mmにすればいいのだが、拭き取り面積が減ってしまう。


そこで、ブレードの位置をずらすことにした。

下側に30mm移動する。


アームの先端を30mmカットする。


カットした所を繋ぎ合わせる。


溶接をする。


綺麗に仕上て完了。


塗装のためペーパーで表面を荒らしておく。


艶消し黒で仕上た。

【ワイパーウォッシャーの移設】

ワイパーアームを変えるので、以前付けていたダイレクトウォッシャーノズルは付けることが出来なくなってしまった。

でも、ボンネットに戻すのはいやだ。そこでワイパーの根元に設置することにした。

浜名湖オフのときに、始めてお会いしたデガワさんのM5のものを参考にさせていただいた。


今回のために購入したフラットワイパー。


上側のフィンが左右対称なので右左どちらにも使用可能だ。


運転席側550mm、助手席側500mm。

どうせ助手席側は窓の端っこは拭き取れないので短めにした。


アームとブレードを仮に取り付けて、ウォッシャーノズルの場所を決める。


テープの位置がブレードの隙間になる。


この間にノズルを設置する。


テープの間でアームと干渉しない位置を決める。


運転席側はちょうどメッシュの位置なのでカットすれば付けられる。


下からナットで締め付ける。


このノズルはボンネットに付いていた拡散タイプのもの。


ホースとアームが干渉するのを防ぐ為タイラップで固定。


助手席側は中間なので穴が無い。


新たに穴を加工する。


カバーに合わせて車体側にも穴を明ける。


この部分はカバーが浮き上がっているので押える意味でちょうどよかった。


カバーと一緒に止める。


ノズルの設置完了。


前のノズルと位置はあまり変わらないのでホースもそのまま使用できた。


ウォッシャー液を出してみる。


良い感じで広がっている。


ウォッシャー液の噴霧範囲。


あまり長くすると、トランクまで飛んでいた。(爆)


ワイパーの拭き取り範囲。


運転席側の終端がもう少し左に来ればもっと良い感じになる。
それにはユニットのアームの改造が必要になる。


アーム取り付けナットの塗装。


袋ナットはメッキしかないので艶消し黒で仕上た。

【完成比較画像】

ノーマルとの違いを見て頂くため比較画像にしてみました。

ノーマルワイパー。                            コンシールドワイパー。  

   
正面からの比較。

   
正面ローアングルからの比較。

   
サイドからの比較。

   
真横からの比較。

   
室内からの比較。

   
運転席前の比較。

   
助手席側の比較。

 

これで、理想のワイパーにすることが出来た。 視界もスッキリして気持ちがいい。(^o^)v


BACKINDEXNEXT


inserted by FC2 system