2011年7月10日 ALPINAデジタルコクピットの取り付け


【はじめに】

今からさかのぼること4年前。某オークションで高額で取引されていたアルピナのデジタルコクピットが、たまたま安値で落札することが出来た。

早く付けたかったがセンサーなど、不足部品もあったので放置してあった。

これまた偶然にセンサー類も入手出来たので、重い腰を上げて取り付けることにした。



【ALPINAデジタルコクピット】

デジタルコクピットは、E30とE28の一部、それとビターボにしか付いていない大変貴重なものである。

ちなみに、「ALPINA VENT GAUGE」とも言うらしい。ネットで検索するとこちらの方が多くヒットする。

当然オークションに出るのは稀で、出ても高額になることは避けられない。そのため入手することは困難だと思われた。

しかし、幸運にもさほど高額になる前に、E28に付いていいたデジタルコクピットを入手することが出来た。


ALPINA B9 についていたもの。


ただし、センサー類は付いてなかった。

表示できるのは、下記のようになっている。

ACHSE

デフ油温
MOTOR

エンジン油温

 SAUGR.

吸気圧
bar MOTOR

エンジン油圧



このエアコン吹き出し口は専用なので転用は難しい。


E28なら「ポン」付けなのだが。


そこでパネルだけを使うことにした。


当然ながら取説なんか無いので配線を調べる必要がある。


比較的簡単でネットで調べても出ていた。


ハーネスを敷設する。


どこに通そうかと調べていると、ヒーターホースの貫通部に発見した。


ここに穴を開けて通すことにした。


室内から順番に穴に通していく。


室内と車外のハーネスの長さを考えてはわす。


真横ではなく下向きに穴を明けた。


まずはエンジンオイル関係の配線をする。


油温センサー用のコネクタを半田で接続する。


油圧センサー用のコネクターを加工する。


たまたま入手できたALPINAのオイルフィルターキャップ。


しかもセンサーまで付いていた。


B6に付いていた物らしい。


裏側にはALPINAの文字が入っている。(^o^)b


今付いているキャップと交換して配線をする。


油温センサーのカップラーをつなぐ。


このセンサーはmax180度で2.2kΩ/25℃。


油圧センサーに配線をする。


このセンサーは0〜5barで10〜184Ω。

油圧低下の警報出力も付いている。


次はデフ油温の配線をする。


貫通穴から下に這わして行き適当なところに固定する。


燃料パイプに沿わせてタイラップで固定する。


ここからはマフラーの遮熱板に穴を開けてタイラップで固定した。


その後もう一度ガソリンパイプに沿わせてデフまで持ってきた。


センサー用のコネクタをつなぐ。


デフのドレンプラグに油温センサーを取り付ける。


センサーを付けるために作ったドレンプラグ。


オイルは入ったままのなので、素早くプラグを外して指で押える。(~o~;


さらに素早く作ったプラグをセットする。


粘度が高いオイルなので少しのロスで交換できた。


センサーにコネクターをつなぐ。


このセンサーはクーラント用だが抵抗値は合っているので問題ない。

max130度で2.2kΩ/25℃。


吸気圧用のチューブを取り回す。


シリコンホースを使った。


オイルキャッチタンクを付けときに、プラグにした所を利用する。


貫通穴に通して、室内へ引き込む。


吸気圧のセンサーは制御BOXの中にあるので、コネクタ横のノズルに差し込む。


電源線が短いので延長加工する。


ハーネス側は緑、これが+12V(赤)。
ハーネス側は茶、これがアース(黒)。
ハーネス側は灰、これが表示ディマー(橙)。

ディマーは、アースに落とすと高。離すと低になっている。

なので、リレーを使ってスモールと接続する。


配線が終わったので作動チェック。


問題なく動いた。


ユニットをダッシュの中に収める。


パネルの設置に取り掛かる。


取り付け位置は、4連メーターの中。

メーターを1個外して3つを積めて其処にセットする。


パネルを加工する必要がある。


パネルと基盤はネジで分離できる。


ルーターを使って余分なところをカットしていく。


元々は吹き出し口なので不要な穴がある。


其処を上下ともカットする。


カットした後を綺麗に整える。


表面にテープを貼って傷を防ぐ。


元々はサイドはフラットなので段つきの形状に変更する。


ルーターで余分な部分を削り取る。


細かな部分を仕上げて完成。


基盤を元に戻す。


これでパネルはできた。


4連メーターを外して新しく作ったパネルと入替える。


デジコク用の新しいパネル。


3つのメーターの配線をしてデジコクを通しておく。


パネルをセットしたらデジコクを取り付ける。


奥までしっかりとはめれば完成。


いい感じでセットできた。


形状も違和感無く収まっている。


そして、待望の電源ON。


持病の文字掛けも無く綺麗に点いている。


ちなみに、これがディマーONの状態。


運転中の目線からはこう見える。


4連の内外したのは水温計。


その水温はと言うとメーター内の温度計にした。


つまり、タコメーター下が水温計、デジコクが「油温、油圧、デフ油温、吸気圧」

そして、3連は、左からATF油温、ATF油圧、電圧になっている。

ようやく念願だったデジタルコクピットが取り付けできた。 アナログ派だがデジタルも悪く無い。(^o^)v


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