2012年4月8日 MT化 その2(油圧シリンダーOH編)


【はじめに】

DOPさんから譲り受けたものの中にクラッチの油圧装置一式もあった。その中のシリンダー関係はオーバーホールが必要とのことだった。

MT化する前の下準備として、リペアキットを購入し、オーバーホールすることにした。



【油圧シリンダーのオーバーホール】2011年9月4日作業。


クラッチマスターシリンダーとレリーズシリンダーである。


まずは、レリーズシリンダーから分解。


シリンダー前の押さえリングを外す。

リングを押し込んでいるだけなのでドライバーでこじると外れる。


ピストンとスプリングを取り出す。


これで、全部品である。


続いて、マスターシリンダーの分解。


ダストブーツを抜き取る。


その中を見るとC型止め輪があるので外す。


するとピストン一式が出てくる。


これが部品全て。

こちらにスプリングは入っていない。


各部品をパーツクリーナーで綺麗に掃除する。


購入したリペアキットでガスケット類を交換する。


レリーズシリンダーが2つあるのは、上がφ22で標準のもの。

下がφ20で、踏力は増えるがストロークは短くなるものだ。
(DOPさんがおまけで付けてくれた。)


まずは、マスターシリンダーから組立。


リペアキットは、この部品一式で供給されるので簡単だ。


組立時にはブレーキフルードを塗布して作業する。


ガスケットが返らないように注意しながら奥まで挿入する。


ワッシャーを入れて、止め輪で固定する。


最後にダストブーツを被せる。


マスターシリンダーの完成。


中央のプラスチックのノズルも新品に取り換えておいた。


次は、レリーズシリンダーの組立。


スプリングを入れる。


ピストンをスプリングに入れてセット。


ピストンのガスケットを見ながら入るまで入れる。


ロッドに蛇腹をセットする。


蛇腹からロッドの先端を出す。


リペアキット内にあるリングをセットして固定する。


ピストンを押し込みながらロッドを入れる。


押さえリングを本体にセットする。


丁度良いサイズのソケットを使ってハンマーで軽く打ち込む。


これでどちらもオーバーホールが完了。


後は取り付けを待つばかりだ。

とりあえずレリーズシリンダーはφ22を使ってみる。MTに慣れたらφ20を試してみたいと思う。

その3へ続く。


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