2012年5月3日 MT化 その10(搭載編1)


【はじめに】

ミッションのオーバーホールが終わったので、ようやく車体への搭載に取り掛かる。

ただ、ミッション搭載以外にしなくてはいけないことが沢山ある。

まずは、搭載準備としてクラッチペダル関係の取り付けとシフト周りの準備だ。



【ミッション搭載準備】2012年4月29日作業。


ペダル関係の部品一式。

【オーマペダルの取外し】


まずは、現状のオートマペダルの取外しから。


ダッシュアンダーカバーの取外し。


ブレーキペダルを小さいタイプに変えて、クラッチペダルを追加する。


べダルブラケットには2種類ある。


前期型と後期型。

前期にはクラッチ用のスプリング受けが付いている。

後期には受けが付いていない。


中央の穴の上にあるのが、コンプレッションスプリングの台座。

これが有るおかげでブラケットを交換しなくて済む。(^o^)b



穴はマスターシリンダーに来るフルードホース用の開口部。

オートまではグロメットで蓋がしてある。


下の穴には、マスターシリンダーの先端が通る開口部。


これも、グロメットで蓋がしてある。


ブレーキペダルとブレーキマスターの繋ぎを外す。


クリップを抜き取る。


ピンを抜き取る。


これがブレーキペダル固定ボルト。


ボルトを緩める。


ボルトを抜き取る。


リテーナースプリングの引っ掛けを外す。


少し知恵の輪状態で取り出す。


ブレーキペダルの取外し完了。


続いてアクセルペダルの取外し。


本来なら関係ないがペダルカバーを付けたので交換する。


カーペットを捲ってペダルの爪を起こしながら抜き取る。


ペダル上のリンク部を取り外す。


画像の様な方向にすると抜ける。


ペダルの取外しが出来た。

【マニュアルペダルの取り付け】


マニュアル用のペダルを取り付ける。


マスターシリンダーの貫通部を明ける。


グロメットを外して、断熱材をカットする。


なお、断熱材には最初から切り込みが入っている。


ホース部も同じように明ける。


先ほどの真上になる。


下側から見るとこうなる。


これが外したグロメットと断熱材の切れ端。


これで貫通部にスリーブ(ゴム製のグロメット)を付ける。


しかしどこから手を突っ込んでも入らない。


そこで、ヒーターバルブをずらして作業することにした。


この隙間なら何とか作業が出来る。


とは言え四苦八苦。


なかなか入ってくれない。


それもそのはず中のブラケットのせいで逆から入れているのだから。(笑)


ブラケットの固定ナットを外して少し浮かして何とか付けることが出来た。


このように、腕を突っ込んで手探りで付けた。(;^o^A


下側も同じ要領で取り付け。


この2個で2時間も掛ってしまった。(−−;


上の穴にホースを通す。


そのホースにマスターシリンダーを繋ぐ。


本来ここにはバンドは無い。


でも一応付けておいた。


マスターシリンダーを下部の穴に差し込む。


ブラケットにボルトで取り付ける。


この取り付け穴も最初から付いている。


ボルトをしっかりと締める。


エンジン側はこのようになっている。


さて、ペダルの取り付け。


各摺動部にグリースを塗る。


コンプレッションスプリングが受け台に乗っているのを確認する。


クラッチペダルとブレーキペダル同時に長いボルトで取り付ける。


このとき、クルコン用のスイッチブラケットを一緒に付ける。
(画像上のメッキのもの)


ナットを取り付ける。


ボルトをしっかりと締め付ける。


スイッチブラケットの片方をネジ止めする。


ブレーキのリテーナースプリングの端をブラケットに引っ掛ける。


ブレーキペダルとマスターシリンダーをピンで繋ぐ。


ピンにクリップを取り付ける。


クラッチペダルとマスターシリンダーを繋ぐ。


このボルトは偏芯になっていて、ペダル高さを調節できる。


とりあえず適当に締めておく。


最後にもう一度クラッチのコンプレッションスプリングが収まっているか確認。


アクセルペダルを取り付ける。


位置を合わして差し込む。


カチッと言うまで押し込む。


これでペダルの取り付けは終了。

【クラッチ油圧配管の取り付け】


続いてクラッチ油圧配管の取り付け。


リフトアップして下からの作業。


パイプをマスターシリンダーの先にねじ込む。


シリンダー側がアルミなので気を使う。


これも下からは無理。


上のヒーターバルブの所から手を突っ込んで何とか締め付けた。


反対側は車体から出ているブラケットに固定。


ここからレリーズシリンダーまでホースになる。


ホースのジョイントで仮固定。


ここは、DOPさんのご好意で譲って頂いたステンレスメッシュホースにする。


先端はミッション搭載まで近くの配管にタイラップで仮止めしておく。


上のホースの先端はブレーキフルードエクスパンションタンクへ繋ぐ。

左ハンドルはブレーキと共用になっている。


こちらも最初から分岐が作ってある。

先端をカットしてホースを差し込めばいいだけだ。


まだレリーズシリンダーが無いので繋ぐことは出来ない。


少し余裕を見てカットしておく。


エンジン側は終わりなのでヒーターバルブを元に戻す。


ペダルのセット完了。

【電気関係の処理】


クルコン用スイッチの取り付け。



ただ今現在、クルコンは作動しない。(爆)


オートまではコネクターがバイパスしてある。


事前に探しておいた。


バイパスカプラーを外してスイッチに繋ぐ。


スイッチをブラケットに取り付ける。


動作を確認する。


序でにブレーキスイッチを取り替える。


前期ではスイッチが2個使用してある。(画像上)
(上:ブレーキライトスイッチ兼クルコン解除スイッチ)
(下:ブレーキライトテストスイッチ)



後期は本体の中に上のスイッチ2つが入っている。

このスイッチはSammy号の遺品。(爆)


これでスイッチ周りがスッキリした。(^o^)b


クラッチストッパーを付ける予定なので取り付け部の穴を大きくしておく。


MT化が出来た後で寸法を測って製作する。

【アンダーカバーの加工】


ダッシュアンダーカバーの加工をする。


クラッチペダルの位置に窪みはあるが切り欠きは無い。


この部分を切り取る。


鋸で簡単に切り取ることが出来る。


切り取った後をカッターで綺麗に仕上げる。


アンダーカバーの加工終了。


アンダーカバーを取り付ける。


クラッチペダルに干渉していないか確認する。


マニュアルミッション用ペダルの完成。


ただ、この状態でしばらく過ごすのだ。
(連休の間で2日間仕事の為。)



オートマのときは左足でブレーキを操作していた。

なので間違わないように注意しないといけない。(笑)

【シフト周りの分解】2012年4月30日作業。


シフト周りの交換にあたって、センターコンソールを外す必要がある。


外す序でに、コンソールの交換もする。



手順についは今までにも紹介しているので、簡単に。


シフトパネルを取り外す。


シフトインジケーターを付けているので配線が多い。


エアコンコントロールスイッチを外す。


オーディオメーターを外す。


ウインドスイッチとハザードスイッチを外す。


リアコンソールを後ろへずらす。


センターコンソール前の左右の取り付けボルトを外す。


コンソールを手前に引き出す。


サイドブレーキをかわしながら上に引き出すと外れる。


交換するコンソールを加工する。


オーディオメーターが入るように切り欠きを広げる。


右が外したコンソール。


左が交換するスイッチ付きのコンソール。


そしてMT用ウッドパネル。


シフト周りの作業が済んだら取り付ける。

これで準備は整った。 次はお待ちかねミッションをATからMTに入換えだ。

その11へ続く。


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