2012年5月4日 MT化 その11(搭載編2)


【はじめに】

さて、いよいよ搭載である。 まずは、今付いているオートマミッション関係を取り外すことから始める。



【オートマミッション取り外し】2012年5月3日作業。


リフトアップして取外しに掛る。


まずは、マフラーの取外し。


触媒とセンターパイプ。


遮熱板の取外し。


これを外さないとプロペラシャフトが外せない。


ミッションマウントを外さないといけないので先にATF関係をする。


シフトロッドワイヤーとコネクターを外す。


ATFを抜き取る。


オイルクーラーの配管を切って、エアーを入れ出来るだけ抜き出す。


これで、配管とATFクーラー内のATFは綺麗に抜けた。


配管とレベルゲージパイプを外す。


ATFクーラー配管、行きと戻り。


空冷ATFクーラー。


ミッションマウントを外して、プロペラシャフトのフランジを切る。


プロペラシャフトの取外し。


これでミッションが外せる状態になった。


トルクコンバータの取り付けボルトを外す。


3本あるので順番に回しながら取る。


このとき決して逆に回さないように注意する。


前から見て右回転。


ミッション取り付けボルトを外す。


下から外して、最後に上を外す。


トルクコンバーターが残らないように注意しながら抜き取る。


ミッションジャッキをゆっくりと降ろす。


オートマミッションが降りた。


最後にフライホイールを取り外す。


フライホイールに回り止めをセットする。


取り付けボルトを緩める。


フライホイールの取外し。


オートマミッション一式の取外し完了。

【マニュアルミッション搭載】


クランクシャフト側のネジ穴を掃除する。


残っているネジロック剤を綺麗にする。


パイロットベアリングの取り付け。


適当なソケットを使って、奥に当たるまで打ち込む。


ダブルマスフライホイールを綺麗に脱脂する。


フライホイールを取り付ける。


オートマとは取り付けボルトが違う。


フライホールに厚みがあるので長いボルトが必要。


ボルトにネジロックを塗布する。


規定トルク105Nmで対角線状に締め付ける。


クラッチプレートを取り付ける。


このプレートには向きがあって、ちゃんと書いてある。


ドイツ語だがギヤボックス側。


こちらがエンジン側。


間違わないようにセットする。
(注、間違うとあの人みたいになります。爆)


スプラインにモリブデン系のグリースを薄く塗る。


部品取りのインプットシャフトを使って芯出し。


クラッチカバー取り付けボルトにネジロックを塗布する。


規定トルク24Nmで締め付ける。


クラッチの取り付け終了。

【オートマシフト周り取リ外しと配線処理】


オートマのシフト周りの取外し。


シフトポジションスイッチのコネクターを外す。


シフトロッドワイヤーの固定ネジを外す。


シフトとのリンク部を外す。


シフトレバーを取り外す。


3本のネジで止まっている。


上に引き上げるとごっそりと外れる。


ワイヤーと配線のグロメットを外す。


シフトワイヤーを抜き取る。


配線は室内側へ抜き取る。


序でに配線の処理をする。


先ほどのポジションスイッチのコネクター(X511)からバック信号線を抜き出す。


端子番号の6番(緑/黒)と7番(青/黄)。


このコネクターは使わないので絶縁処理。


抜き出した端子を2Pのコネクターに入れる。


車体側がメスなので、スイッチ配線側をオス端子に換える。


スイッチ配線をセットする。


グロメットをはめる。


コネクターを繋ぐ。


これで、バック信号が生きた。

(バックライトとミラー可動とリアモニター)


ワイヤーに付いているグロメットを外す。


蓋代わりに取り付けておく。


トランスプログラムエラー回避の為の細工。


オートマモードスイッチコネクター(X2003)からアース端子を取り出す。

端子番号5番(茶)。


このコネクターは使わないので絶縁処理。


オートマコントロールユニットからのコネクター(X506)。
(シフトの前辺りにある12ピンの黒いコネクター)

ここでCCM(チェックコントロールモジュール)に擬似信号を入れる。


メス側の端子10番(灰/茶)を抜き取る。


其処に先ほどのアース線5番を入れる。


抜いた端子は絶縁処理しておく。


コネクターを元通りに繋いで終わり。


矢印のスターターリレーを入換える。


オートまでは、パーキングかニュートラルでしかセルは回らない。

それがこのリレーで制御してある。


端子に配線を挿しても良いのだが、ダミーリレーを作る。


要らないリレーの中を外して、端子同士を半田付けする。


ダミーリレーの取り付け。



例えば、クラッチペダルにスイッチを付けて配線し元のリレーをつける。

するとクラッチを踏まないとセルが回らないようにすることも出来る。

【プロペラシャフトの組立】


分解して掃除しておいたCVジョイントを組み付ける。


新しいガスケットを貼り付ける。


モリブデン系のグリースをたっぷりと充填する。


表面に出るくらいに塗っておく。


新しいセンタースリーブを打ち込む。


先端の出代を4.5mmに合わせる。


センターベアリングを組み込む。


リア側(スプライン軸側)に打ち込む。


フロント側を入れてネジをセットする。


ネジをしっかりと締め付ける。

【ミッションオイル充填】


ブレンドして作ったオイルを充填する。


ミッションを少し斜めにする。

500mlを3回、計1.5リットル入れた。


ミッションを立てた状態でオイル量を確認する。


丁度穴の位置だ。


規定では1.35リットルになっている。


プラグをしっかりと締め付ける。


出来ればもう少し入れたいが、ここより上に給油口が無い。

【レリーズフォークの取り付け】


ミッションの最後のセット部品。


クラッチフォークとレリーズベアリング。


接触する部分にグリースを少量塗って取り付ける。


フォークをスプリングホルダーで固定する。


レリーズベアリングの当たるところにグリースを塗る。


レリーズベアリングをセットする。


仮にレリーズシリンダーを付けて準備完了。

次はいよいよマニュアルミッションの取り付けだ。

その12へ続く。


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