2012年8月14日 マフラーの製作


【はじめに】

かなり以前から着手しているマフラー製作。既に3個の試作をしているが未だに気に入るものが出来ない。

前にアルピナマフラーを分解して内部構造を調べたことがある。

それを参考に、今まで作った試作の部品を流用して第4弾を作ることにした。部品は揃えたがやる気が無く1年以上放置。(笑)

最近になってマフラーに穴が空いて排気漏れしてるのを発見。仕方なく製作を再開することにした。



【マフラーの製作】


これまでの試作品をばらしてストックしておいた部品。


現状の形からサイズと位置を決める。


マフラーが収まる場所はすぐにタイヤ。

なので、この間に納める必要がある。


地面からの高さも確保出来るように配置する。


ガソリンタンクとほぼツライチ。


アルピナマフラーから起こした図面を基に部品を加工する。


流用と新たに製作。


各部品を溶接して形にする。


サイズを落としているで、先端をフレア加工。


内部に充填する消音材。


各部品を溶接して組立をまつ。

このあと、1年4ヶ月間放置する。(爆)


やっとその気になり製作を再開。


部品を組み立てていく。


位置と寸法が決まったら溶接で固定する。


順番に組んでいき別の部品とドッキングする。


出来た部品の中に別のパーツを挿入。


ケースに収めて部品を固定する。


細かな部分は企業秘密だ。(爆)

アルピナマフラーよりも容積を半分にしてある。


本溶接に入る前に内部に消音材を充填する。


この方法もアルピナマフラーに合わせている。


まず最初にスチールウールを巻きつける。


これは、消音材に直接排気ガスが当たるの防止する為。


排気ガスが直接当たると、高温や水分より劣化早くなるのだ。


続いて消音材を巻きつける。


このグラスウールは高耐熱のマフラー用の消音材だ。


最初はパイプに綺麗に巻きつける。


残った隙間に十分に充填する。


上側にもはみ出る位充填する。


カバーの取り付け。


消音材を押さえ込んで被せる。


エンドパイプの取り付け。


エンドパイプ部で起こる破裂音を無くす為、ここにも充填してある。


カバーとパイプを仮止めする。


入口側も仮止め。


サイドの部分もプライヤーで挟みながら仮止め。


仮止め終了。


順番に本溶接をしていく。


歪が出ないように順番を考えて溶接する。


溶接が出来たら、冷めるのを待って酸洗い。


溶接が綺麗ならそのまま焼けを見せるのもいいが如何せん・・・・(笑)



綺麗にしてからバーナーで炙って焼き色をつけると言う方法もある。(爆)


焼けが取れて綺麗になった。


マフラー固定用のステーも付けてある。


これで、サイレンサーは完成。


ケースは上側は半丸、下半分はだ円形状として地上高を確保した。


これを車体に取り付けて途中のパイプを合わせる。

【マフラーのフィッティング】


出来上がったマフラーを車に合わせる。


現マフラーの取外し。


このマフラーはセンターをストレートパイプにしてある。


それで、2分割にしてあるのでリアのみの交換が出来る。


新旧マフラーの比較。


出口形状は合わせてあるので、全く同じ。


容積を半分にして、車体に収まるサイズにしてある。


マフラー固定金具に取り付け。


少し後ろが上がるように配置。


ステー部分を固定金具で挟み込んで締め付ける。


ピッタリと収まっている。


高さもガソリンタンクとほぼ同じ。


取り付けると丁度いい感じで止まる。


なんでかと上を確認すると、ネジに当たっていた。


このままだと音がするので、少し下げた位置で仮固定する。


センターパイプ側にソケットをつける。


差込式にしてあるので、多少の調節は出来る。


曲げ加工パイプ。


うちの会社ではベンダーは無いので、既製品を購入。


30度と15度を2本づつ買った。


マフラーに合わせてみて要らない部分をカットする。


マフラー直近はタイヤがあるのですぐに曲げる必要がある。
(30度パイプ使用)


画像のような配置になる。


グラインダーでカット。


後はそれぞれが真っ直ぐに合うようにカット&トライで合わせていく。



これが結構大変で、時間が掛る。


もっと細切れでもいいのだが、溶接が増える。


溶接が増えると歪みが大きくなって、後で困ることになる。


お陰ですっきりとした取り回しに出来た。


マフラーを外して溶接をする。


溶接中の画像。










kazuさん撮影。


パイプの間が狭いので溶接し難かった。


穴を開けたのは内緒だ。(笑)



車体下で目立たないので焼けはそのまま。


出来上がったマフラーの取り付け。


少しパイプに歪が出たが、修正して無事装着。


下側をだ円にしたお陰ですっきりとしている。


最初は太鼓部分を黒く塗るつもりだったがこれもありかな。


出口形状、サイズともノーマルと同じ。



んん、ちょっと左に寄ってるか?(笑)


思っていたより綺麗に出来た。

動画に撮ってみたので、音を聞いてほしい。(^o^)/

 

長年の夢がやっと物になった。音も考えていたものと近いのでとても満足のいく結果になった。(^o^)b


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