【はじめに】
昔、スーパーカーブームの時にヨーロッパの車のシフトが憧れの一つだった。 もちろんそんな車を買える訳も無ない。
見たり触ったりは有るが運転まではない。 そこで憧れだったシフトを作ってみることにした。
ネットで調べると色んな方がやっておられる。 良いか悪いかは別にして面白いと思った。(;^o^A)
【シフトアームの製作】
ゲート式のシフトを作るには、シフトアームとゲートが必要だ。
まずは、シフトアームから始める。
純正のシフトアームにはゴムが入っていて衝撃や振動を吸収出来るようになっている。
ゲート式ではゴムは不要なので、バーナーで炙って抜き取る。
このときゴムが燃えないように加減する。
軽く炙るだけで簡単に外れる。
熱いので火傷に注意する。
内部構造を説明しておこう。
赤線の部分が金属に付いている部分を表す。
ゴムといっても完全に付いている訳ではなく、遊びがかなりある。
シフトアームの下側のみ使用する。(^o^)b
長さをカットする。
ジョイントを製作。
これは、純正アームと製作アームを繋ぐと同時にベローズの固定位置にもなる。
アームを作って両端にネジを加工する。
シフトノブは市販品を購入した。
組み立てるとこんな感じになる。
純正アーム側はプラスチックの玉があるので溶接が出来ない。
また、曲がっている為ネジ加工も出来ない。
そこでセットビスで固定する方法にした。
【シフトゲートの製作】
憧れたゲートはやはりアルミで作りたい。
厚さ5mmのアルミ板を用意した。
現在のシフトの位置関係を測定して図面化する。
それに基づいてフライス盤で加工していく。
綺麗に加工することが出来た。(^o^)/
面取りや穴あけをして仕上げる。
最終的に表面はバフ仕上げで磨き上げる。
ゲートを取り付ける為のパネルを製作する。
以前にやった「ウッド風コンソールパネルの製作」の要領で作る。
これも前の残りの木目シート。
プレートに貼り付けていく。
角を折り返して剥がれ難くしておく。
これで、パネルが出来た。
【ゲート式シフトの取り付け】
取り換えは工程は「シフトレバーの交換」を参照ください。
プレートを外してシフトを取り出す。
新しいシフトレバーを組み立てる。
ネジロックを塗布してセットボルトを締め付ける。
シフトレバーをセットしてブーツを付ける。
レバーシャフトにネジロックを塗布する。
しっかりと締め付ける。
パネルの貼り替を行う。
純正タイプのパネルを外す。
新しいパネルを貼り付ける。
シフトゲートを慎重に位置決めする。
テープに合わせて穴あけをする。
しっかりとネジ止めする。
車に取り付けて、確認する。
シフトノブをねじ込む。
これで取り付け終了。
なかなか良い感じである。(^o^)/
特に違和感なく収まっている。
しばらくこれで運転してみよう。 シフトフィーリングがカッチッとした感触になった。(^o^)b ゲートのおかげでミスシフトは無くなると思われる。