【はじめに】
以前から気になっていたアイテムの一つ。 クイックリリースボス、別にレースをする訳ではないが付いていると何かと便利そうだ。
メンテ時にハンドル下などの作業時に結構邪魔なハンドル。 今のハンドル(ナルディ)にしてから外すのが面倒になった。
でも、これを付けるとハンドル位置が手前に来るので問題があった。
【クイックリリースボスの取り付け】
某オークションで見つけたとき、これだと思わずポチッ。(笑)
流石に今付いている物の加工は出来ない。
でも、これがあれば・・・・( ̄▽ ̄;
これはE32の純正ボス。
当然MOMOである。(^o^)
裏にはホーン用の摺動板とハンドルロックの溝がある。
このタイプがなかなか無かったのだ。
ホーンの線が邪魔になるので取り外す。
これで加工準備OK。
これも某オークションで入手したクイックリリースボス。
諭吉様御一人でお釣りがくる。
多少の不安はあったが、見てみるとしっかりしていた。
このままボスに付けるとこうなる。
流石に60mmも前に出来ない。
このボスで唯一気に入らない部分。
それは全部が黒じゃないこと。( ̄ェ ̄;
この部品も黒にする為アルマイト加工に出す。
その間にボスの加工に入る。
まずは寸法測定。
上側45mm。
全長85mm。
クイックボスが62mmなので上側を削って付けるとプラス20mmとなる。
すると現状より20mm手前に来ることになる。
現在チルトで手前に20mm寄せてるのでピッタリだ。
まずは、ハンドル用の穴を写し取る。
穴位置を正確にケガいていく。
上側部分の切り取り。
上側部分は鉄製で、アルミのボスに鋳込んである。
ピッチサークルのケガキ。
モモとナルディどちらもいける様にした。
小さい穴を明けておく。
旋盤で表面の加工。
これでツライチになった。
ネジの下穴を明ける。
タップを立てる。
ホーン用の線の穴のため一箇所明けられなかった。
ホーン線を通す為の溝加工。
ボスによって塞がれるのでこの溝に線を逃がす。
塗装するのでマスキング。
プラフサ塗布。
艶消しブラック塗装。
ボスの出来上がり。
アルマイト加工から帰ってきた。
組立。
全て黒になってスッキリした。( ̄▽ ̄;
見えないところは省略。(笑)
ボスにセットしてみる。
クイックボスのみは62mm。
ボスと合わせると105mm。
元は85mmなので、丁度20mmの延長。
摺動板のセット。
これで部品の完成。
もう一つ気になるところ。
ボス同士のつなぎ目。
元々付いていたカバーを使って目隠しする。
カバーをカットする。
これでスッキリと付けられる。
さて、取り付けである。
まず、ハンドルを外す。
ホーンボタンだけ取れないので邪魔臭い。( ̄ェ ̄;
これが純正のボス。
革風なカバーが付いている。
カバーを取ると同じ形状だ。
純正ボスを外す。
改造ボスの取り付け。
これも純正なので問題なし。
ホーンの配線の加工。
アルマイトのためアースが効かないのでセンターのネジに挟み付け。
クイックボスのセット。
アルマイトを一部剥離してアースにする。
ハンドルをとホーンボタンを付ける。
取り付け完了。
黒にしたお陰でパット見分からない?
ほら、分からない。( ̄ー ̄;
ちなみに中間のカバーを外すとこうなる。
これじゃ〜ね。( ̄▽ ̄;
ハンドルのリリース方法。
まず、上側のボタンを押える。
押えたままカラーを手前に引張る。
撮影の為、片手ですが本来両手で行う。
外れると共にカラーもロックされる。
付ける時は、目印を基準に取り付ける。
カチッとはまるまで押し込むだけ。
別の位置にはめても回転させれば正規の位置でロックする。
そしてダッシュの上に。(笑)
ちょっとレーシーな感じになる。
でも・・・・・レバーが遠くなってしまった。( ̄ェ ̄;
ボスを買い換えるか?(爆)
操作ついては、回転方向にガタは無い。 ただ多少前後方向にガタがある、これはクイックにする以上避けられないガタなので仕方が無い。
問題は耐久性かな、色々と不具合も聞くので其処が心配なところではある。( ̄ェ ̄;