【はじめに】
MT化のときに気になっていたクラッチのブレーキフルードとの共通使用。 フルードは同じものなので分ける必要が無いと言うことだと思うが。
使用量から言うとクラッチのほうがかなり少ない。 と言うことは劣化も早いと言うことだ。
どちらも重要なものなので、定期的に交換をしたい。 そこで、クラッチのフルードを独立させる為別のタンクを設置することにした。
【クラッチフルードの別タンク化】
右ハンドル用のクラッチフルードリザーブタンクを転用する。
そして、MT化でクラッチ用ノズルをカットしたので新しいブレーキリザーバータンクも用意。
タンクの取り付け位置を検討した結果、ここに決定。
今付いているホースの長さもここなら問題なし。
取り付けはこのプラナットを利用する。
タンクに合わせてブラケットの製作。
仮に固定してみた。
バッチリである。(^o^)v
ブレーキリザーバータンクを取り替える為フルードを抜き取る。
フルードが周りに掛らないようにウエスで養生しておく。
注射器を使ってフルードを抜き取る。
フルードがかなり変色している。
確かリアブレーキホースを変えたときに補充して以来換えてなかった。( ̄▽ ̄;
残っていると外す時にこぼれるので出来るだけ抜き取っておく。
まずはクラッチシリンダー内のフルードを出す為に圧力を掛ける。
レリーズシリンダーのブリーダーバルブを緩めて、フルードを抜く。
量は少ないのですぐに抜ける。
かなり黒く変色している。
去年の5月にMT化して1年過ぎたので換え時だった。
クラッチ用のホースをタンクから抜き取る。
リザーバータンクを横に捻るようにして外す。
何とかこぼれずに済んだ。
当然シールゴムも取り替える。
タンクが無いうちにホースの取り回しを変えておく。
タンクの付く場所に出しておく。
新しいシールゴムをセットする。
タンクの新旧比較。
色が変色してるのが良く分かる。
この部分がクラッチ用のノズル。
キャップを付けても良かったのだが、気分的な問題。(笑)
ノズル部分に薄くグリースを塗って押し込む。
根元までしっかりと入れる。
新しいブレーキフルードを入れる。
前の残りなのでこれも変色していた。( ̄ェ ̄;
近いうちに入れ替えることにしよう。
キャップをしてセンサーのコネクターを繋ぐ。
クラッチのリザーバータンクをセットする。
ホースの取り付け。
ブラケットをネジで固定して完成。
クラッチフルードはこれを使ってみる。
ワコーズのSP−R。
リフィラーに入れてタンクにセットする。
クラッチペダルを前後させてエアを抜いていく。
ペダルが固くなったらシートを使って押したままにする。
レーリーズシリンダーのブリーダーバルブを緩めてエアーを抜く。
これを数回繰り返して完全にエアーを出す。
最後はフルードのレベルを確認して終了。
これで、クラッチフルードを別タンクにすることが出来た。
うまく隙間に納められたのでスッキリと出来た。
やはりクラッチフルードの劣化は早い。 フルードは吸湿性があって、劣化すると水分が多くなり沸点が下がって気泡が出来やすくなる。
ブレーキも同じだが出来れば1年毎に交換したほうが良い。