2013年9月1日 セミバケットシートに換装


【はじめに】

今までに3回ほどシートを交換している。(笑) 最初はベーシックシートだったのでホールドなんてものは全く無かった。

最初はE30のアルピナ純正のレカロに換えた。 その後、本革のスポーツシートが手に入ったのでまたまた交換した。

スポーツシートはそこそこホールドもあって特に不満は無かった。( ̄▽ ̄;

でも、オフでお会いした方のシートに座らせて頂く度に、バケットは良いな〜と思っていた。

なかなかアルピナの雰囲気に合うタイプのものが無かった。 もちろん合うのは革製のもの、アルピナストライプは絶対に欲しい。

そんなもの当然無いので作るしかない。 某オークションでハーフレザーのセミバケットが目に止まり、考えた末ポチることにした。



【セミバケットシートの準備】


レカロSR−3。


ハーフレザータイプ。



ヘタリや破れの無い綺麗なものだ。


アルピナストライプはどうするか。


よく考えたら、電動化して外したリアシートがあった。(笑)


このレザーを使って作ることにする。


止め金を外す。


生地を剥がす。


中央部分も止まっていたが無理やりはぐる。


次は背もたれ部分。


レザーを止めてある爪を起こす。


レザーを剥ぎ取る。


不要な部分をハサミで切り取って1基分にする。


もちろん左側を使う。


製作用に座面と背もたれ部分を新たに購入。


今付いているのは綺麗なので予備とする。

流石に張り替えは難しいので、シルキーシックスのこだわり親父さんにお願いした。( ̄▽ ̄;

張替えが終わるまでにその他の準備を進めておく。


現在のシートの高さ測定。


お尻部分は13cm。


太もも部分は2cm。


基準が必要なので、差し金で床から測定した。


シートの取替え。


レカロ純正シートレール。


オークションで中古を逃してしまったので新品購入。( ̄ェ ̄;


レカロシートレールを使って寸法測定。


お尻部分は7cm。( ̄ェ ̄;

高いやん。


高さ調節ネジは一番上にしてあるので、あと2.6cmは下がる。

それでも9.6cm。

なぜ、純正より高い設定なの?( ̄ェ ̄;


太もも部分はほぼ同じ1.5cm。


仕方が無いのでBMW純正シートレールを使って作ることにする。


手動式のシートレール。


必要な部品を製作する。


レールに仮溶接する。


位置が決まれば、しっかりと溶接する。


中の板は不要なので外しておく。


リベットで止まっているだけなので簡単に外れる。


シート側のベースも作って出来上がり。


これでかなりのローポジション化になる。


塗装して仕上げる。


艶ありの黒に塗った。

【セミバケットシートの組立】

張り替えに出していたシートが仕上がって戻ってきたので取替えをする。


作業しやすいように上下に分割しておく。


座面裏側。


後側のフックを外す。


前側のフックを外す。


中央部分のCクリップ。


ペンチで広げて外す。


これで座面の中央部分が外れる。


出来上がったものと比較。


Cクリップを同じ位置に移し換える。


後側フックの固定。


前側フックの固定。


Cクリップを通してペンチで締める。


座面部分の出来上がり。


座面にベースの取り付け。


座面にネジ6本で固定する。


以前と同じ位置にする為にカラーを挟んで固定する。


レールに合わせてみた。


うん、良い感じだ。(^ム^)


背もたれ側の交換。


下側のフックを外す。


上側は3箇所の爪に引っ掛けてある。


爪から抜き取る。


上側はこれだけで止まっている。


中央部分にはCクリップが3箇所付いている。


ペンチで広げて外す。


これで背もたれの中央部分が外れた。


仕上がったものとの比較。


Cクリップを同じ場所に移し換える。


最初にCクリップの固定。


上側は爪に引っ掛ける。


下側フックの固定。


背もたれ部の完成。


座面と背もたれをドッキングする。


背もたれ側の金具を少し広げてピンにはめる。


ピンを固定クリップで止める。


サイドのカバーを付ける。


ピンが3箇所あるが全て折れているので役に立たない。


でも2箇所に爪があるのでなんとか固定できる。


ダイアルを付けて組立終了。


レザーの質が違うので色合いが合っていない。( ̄▽ ̄;


でも、思ったより綺麗に出来たと思う。

【セミバケットシートの取り付け】

シートが出来たので取り換える。


今付いているシートは電動なので外すのも面倒だ。


後ろのパネルを外す。


ヘッドレストのモーターとヒーターの配線を取り出す。


背もたれに付いている配線一式。


背もたれ下側にあるレバーを下げる。


下げながら全体を上に引張ると外れる。


座面を上に上げる。


シートベルトキャッチを外す。


シートベルトも外す。


レールの固定ネジを外す。


シートを元の位置に戻してから、カップラ類を抜き取る。


外したカップラ類は邪魔なので、カーペット下に隠しておく。


ローポジレールを取り付ける。


さすが純正だけ合ってバッチリ。( ̄▽ ̄;


レールの固定。


シートベルトキャッチの取り付け。


これが純正を使う利点の一つ。


シートベルトの固定。


これでレールの準備は出来た。


シートのセッティング。


調整穴は一番上にして固定。


この位置で前と同じ寸法になる計算だ。


計算どおり出来ているか測定する。


お尻部分は12.5cm。


太もも部分は少し下げたかったので3.5cm。


これでほぼ前と同じ位置に出来た。


まだ調整代は残っていて、座面下のカラーを外せば1cm。


ベースの穴を下に変えれば、1.5cm。


合わせて2.5cmの下げ代がある。


後は実際に運転してみて調節する。


シートの前後は、マット上のカラビナを引張って行う。

レバーを発注しているが、まだ届いてないので仮だ。( ̄▽ ̄;


シートのデザインは異なるものの、見事に調和している。(^ム^)


多少乗り降りに支障はあるがホールド感は抜群。


後ろから見ると色の違いが良く分かる?


思ったよりうまく出来てとても満足だ。


一度決めたら動かすことは無いので、電動はなくても問題ない。


ただ、シートヒーターが無くなったのは困る。

後付のヒーターを付けるしかないかな。( ̄▽ ̄;

実際に運転してみて姿勢の安定度は申し分ない、それでいて窮屈なことはまったく無いのである。

体がブレないと車の挙動が良く分かる。 しかも安定しているので疲れない。(^o^)b


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