2014年1月4日 ミッション載せ換え


【はじめに】

先日オーバーホールで組み立てたミッションを実際に搭載して試運転を行うことにした。

ギヤに損傷があったが、入手出来ないのでそのまま組み立てた。当然どうなるのかも気になっていた。 (;^o^A)

御依頼主から「しばらく運転して当たり付けといて。(笑)」との指示もあったのでB11に搭載して様子を見ることにした。



【ミッション載せ換え】


まずは現状のミッションの取り外し。



以前のクラッチ事件があってから一度分解点検したいと思っていた。


なので、この載せ換えは渡りに船であった。( ̄▽ ̄;


マフラーの取り外し。


遮熱板の取り外し。


プロペラシャフトの取り外し。


センターベアリングに少しガタが出ていた。


シフトリンケージの取り外し。


室内側を触ることなく外せた。(^o^)b


ミッションの取り外し。


リフトアップしてからここまで1時間半。


手馴れたものだ。(笑)


外したミッションを見るとオイルが溜まっている。( ̄ェ ̄;


どうやら色からエンジンオイルのようだ。


実はヘッド後ろのカバーからのオイル漏れが少しある。

その漏れが伝ってここに溜まったものと思われる。



それが証拠に各部のシールからの漏れは全く無い。
ミッションオイルなら赤だしね。( ̄▽ ̄;


クラッチもオイルで黒く汚れている。


ミッションを外したら必ずこれはチェック。


フライホイールの状態。


クラッチプレートとプレッシャープレートの状態を確認しておく。


特に問題はなかった。


クラッチの再組立。


ミッションを載せ換える為に必要なパーツ。


getrag280から260に換えると本体の長さが4.4cm違う。


その為、マウントやシフトリンケージの交換が必要になる。

事前に準備しておいた。


外したレリーズベアリングはグリス切れの様な状態だったので新品に交換。


ただ、ガタは無いのでグリース充填で再使用出来そうだ。


getrag260の搭載。


本体が固定できたらマウントの取り付け。


本来この260が純正採用されているミッションなので収まりは問題ない。


シフトリンケージもピッタリ。(^o^)v


一番のネックはプロペラシャフトだ。


マニュアル用のものは国内には皆無。


ドイツのe−bayで調達した。


元々付いてた短い方は、M5用を延長加工したもの。


当然ミッションの長さ分の差がある。



本来のミッション用なので無加工である。(笑)


プロペラシャフトの取り付け。


この260は本来7シリーズ用ではないので一部のパーツに違いがある。


それはアウトプットシャフトとアウトプットフランジ。


シャフトは少し加工、フランジは280用を転用してある。

もちろん復旧は可能。


遮熱版、マフラーの取り付け。


これにて載せ換えは終了。


早速、試運転。


やはりミッションからギヤの鳴る音がする。

仕方の無いことだがしばらく様子を見ることにする。

ギヤ鳴りはあるが不快なガラガラ音ではない。 例えるならシーケンシャルミッションに乗ってるような音である。( ̄▽ ̄;

しばらく乗って当たりが出てくれば多少音も小さくなってくるはず。 このまま様子を見るしかない。(笑) 


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