2015年2月28日 空燃比データロガーの取り付け


【はじめに】

エアフロをホットワイヤーに換えて、空燃比計でセッティングしていた。 しかし瞬時計測値の表示だけなので詳しくは分からない。

特に大きな問題は無く日常の運行に支障はない。 でも本当にこれで良いのかどうか分からず、また比較もなにも出来ないのである。

そこで、実際に空燃比がどのような状態になっているかもっと詳しく知るためにデータロガーを購入することにした。

一度純正のエアフロに戻してデータを取った後、再度ホットワイヤーに換えて比較セッティングしてみたいと思う。



【空燃比データロガーの取り付け】


INNOVATE 空燃比データロガー LM−2。


ネットでは平行輸入品が出回っているが、保証がないので正規物を購入した。

INNOVATE日本総代理店のGRIDより購入。


1ch基本セット+アナログ入出力ケーブル。


このLM−2になって、SDカードにデータを記録することが出来ます。


パソコンを繋がなくていいので便利です。

データさえ取れれば部屋のパソコンでデータ解析出来ます。


取り付け前にまずは作動確認。


そして、O2センサーのキャリブレーション。


大気中の酸素濃度で校正する為に取り付け前に行う。


キャリブレーションスタート。


酸素濃度20.9%となって校正終了。


フリーエア校正なのでとっても簡単。( ̄▽ ̄;


新たに信号を取るので線の引き直し。


DMEコネクタからはんだで分岐。


室内側はキボシでAFCとデータロガーへ。


データロガー側入出力ケーブルにもキボシ加工。


O2センサーの取り付け。


前に付けていた空燃比計の物と入れ替え。


今回はコンソールから室内へ。


O2センサーコネクタ。


余るケーブル類はグローブボックス内へ収納。


電源もシガーソケットを増設してここに設置。


データロガー本体の取り付け。


位置はコンソール右側。


コンソールのサイドに吸盤で固定。


本体の裏にカメラと同じネジがあるので、カメラ用のサポートを流用。


良い感じで設置することが出来た。


早速運転してみる。


空燃比のグラフ表示。


パソコンにつないで専用の解析ソフトでモニタリング。


取り込みは、空燃比、回転数、エアフロ信号、スロットル開度、水温、吸気温。


空燃比と回転数とスロットル開度が有ればセッティングは可能。


タイムテーブルグラフにするとこうなる。


他にも空燃比のグラフも表示できるのだ。

なかなかのものだ。 これできちっとしたデータを取ってセッティングしていきたい。( ̄▽ ̄; 


2015年3月22日 追記

データロガーを付けるまでは調子が良かったのに、急にエンジンが不調になってしまった。( ̄ェ ̄;

エンジンを掛けて直ぐにアイドリングのハンチングが始まり、しばらくの間ずっとハンチングが止まらない症状だ。

しかも、冷間時だけではなくいつでも同じ症状が出るのだ。( ̄〜 ̄;

データロガーの入力ミスなのか、アースの取る位置を間違えたのか。

仕方がないので全てを元通りに戻してみたが症状は変わらなかった。

と言うことは・・・・・・・O2センサー?それともDME?(爆)


原因が分からないので一旦ノーマルに戻してみることにした。( ̄▽ ̄;


ノーマルに戻しても少しハンチングが残る。

と言うことは、やはりDMEか?


と言うことでDMEを入手。


基盤を出してROMの入れ替え。


上が735のノーマルROM。


下がB11のオリジナルROM。


クローンDMEの完成。


右がオリジナルだ。

DMEを入れ替えて運転してみると症状は治まっていた。( ̄▽ ̄;

やっぱりDMEだったのかな?


とりあえず純正エアフロのデータも取りたいので両方測れるようにした。


純正フラップ式とホットワイヤーの二つがつながっている。(笑)


これだと同じ流量での電圧の違いも同時に測定可能である。


また、線を入れ替えることによって各々のデータが取れるわけだ。

二つ同時に測定して、殆ど電圧に差が無いことが分かった。 サブコンで燃調するとかなり濃くなる様だ。

サブコンの入力と出力の差をなくしてフラットにし、補正を無い状態でデータを取ろうと思っている。( ̄▽ ̄;


2015年4月26日 追記

まず結論から言うと燃調が濃すぎただけだった。( ̄▽ ̄;

当初はなぜこれで動いていたかは不明だが、補正をフラットにして始動するとかなり状態が改善された。

最初の2つくらいのハンチングで安定した。そこで思い切って補正をマイナスに調整してみた。

するとハンチングは無くなり、正常にアイドリングするようになった。

結局、DMEは問題無しだった。(笑)

お蔭で純正の空燃比とホットワイヤーの空燃比の両方のデータを取る事が出来た。


問題なくなったので純正エアフロを外して元通りに。


これでスッキリした。

純正に対してホットワイヤーの流量が2〜14%増しになる計測結果だった。 また、空燃比自体も純正とさほど差が無いことも分かった。

純正の空燃比が安全マージンなのか濃い目に設定してあるようだ。 さて、本格的にセッティングするかな。( ̄▽ ̄;


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