2015年5月4日 インジェクターの交換


【はじめに】

ホットワイヤーエアフロにしてから発進時の燃調が薄くなってアクセルにエンジン回転が付いてこない症状がでる。

ホットワイヤーとフラップとでは空気の流入スピードがホットワイヤーの方が早い。 その為燃料の噴射が間に合わないと思われる。

実際にアクセルをゆっくり開くと問題は起こらない。 加速ポンプ的なものがあればいいのだろうけど。( ̄▽ ̄;

そこで燃料の噴射量を増やすべくインジェクターを交換してみることにした。



【インジェクターの交換】


今までに一度交換はしている。


インジェクターの上の邪魔なものを外す。


配線ケースを外す為下側のコネクタ類を外す。


全部で5本。

2本はスターターモーターに繋がっている。


ケース固定ねじ、インジェクターのコネクターを外せば取れる。


コネクターが外れにくい。


本来はオレンジ色のものだが交換しているのでピンクが付いている。


何用だったかな?( ̄▽ ̄;


ここは固着が酷いが一度交換しているのですんなり外れた。


先端は黒くなっているがまだ使えるだろう。

さて、ここでそれぞれのインジェクターの違いを実際に噴射して噴射パターンを紹介しておこう。


これが純正(オリジナル)装着品。

オレンジ色 品番0280150714
流量200cc/min@3bar 抵抗15.9Ω。


噴霧孔数シングル。

  
サイドからの噴霧パターン。                      上側からの噴霧パターン。

 


ピンク色  品番0280150440
流量200cc/min@3bar 抵抗14.5Ω。


噴霧孔数4。

  
サイドからの噴霧パターン。                      上側からの噴霧パターン。

 


SARD製大容量汎用インジェクター。


専用の楕円カプラーがセットになっている。


レッド色  品番63573
流量300cc/min@3bar 高抵抗。


噴霧孔数12。

  
サイドからの噴霧パターン。                      上側からの噴霧パターン。

注:噴霧パターンについては、シリンジ(注射器)を使っている為圧力はほとんど掛かっていない状態です。
  実際には3bar掛かるのでもっと霧状になっています。


純正品との寸法比較。


図のように多少違いがあるのでそのままでは固定できない。


そこで画像のような固定リングを製作。


これによりインジェクターの位置決めが出来ます。


デリバリーパイプに取り付け。


しっかりと固定できた。


抜ける方向には中のO−リングによりストップ。


入る方向には固定リングと付属のゴムリングでストップする。


専用の楕円コネクターは付いているが、交換してしまうと元に戻せなくなってしまう。


そこで純正のコネクターが合わないか確認すると一部の加工で付くようだ。


このコネクター側は切欠き部を広げた。


インジェクター側も加工が必要だ。


上側の出っ張りの削除と溝加工。


分かり難いので比較しておく。


下の溝にコネクターの抜け止めが入り込む。


これで抜ける心配はない。


なお、コネクターの中の密閉パッキンは寸法的に外して装着。


全ての加工が終わったら、コネクターをケースに戻す。


インジェクターの取り付け。


寸法も収まり具合も完ぺきだ。( ̄▽ ̄;


コネクターのセット。


これがちょっと厄介だった。(笑)


ケースを戻してコネクターの位置を合わせる。


ゴムキャップの取り付け。


配線を綺麗にして蓋を閉じる。


バラしたパーツを元通りにする。


パット見分からないがよく見ると赤いインジェクターが見える。

予想はしていたが燃調がかなり濃くなった。( ̄▽ ̄; 200ccから300ccに増えたんだから当然なんだけどね。(笑)

サブコンで燃調を薄くすれば問題はない。 フルコン使って燃料噴射時間を設定出来れば申し分ないけど。


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