2008年12月1日 エアコンの修理 その1(分解編1)


【はじめに】

10月に入ってあまりエアコンも使わなくなった。そんなある日、気温が上昇しエアコンがほしい日が続いたとき、暑くてふとエアコンのスイッチをオンにした。

シーン・・・、あれ! 冷たい風どころかコンプレッサーのカチッ! という音すらしない。仕方ないので行きつけのショップに調べてもらいに行く。すると「ガスが全然ないね!」の一言。とりあえず暑さは窓全開で我慢して後日漏れの原因を調べることにした。

エンジンルーム内の配管やコンプレッサーに漏れの形跡は無かった。怪しいのはエキスパンションバルブ(以下エキパン)かエバポレーター(以下エバポ)みたいだ。

小僧のアルピナのエアコンは古いR−12のままだ。漏れを直してもガスが馬鹿高く(1本5,000円以上)、それを8〜9本も入れるとなると・・・・

そこで思い切ってレトロフィットを実施することにした。

ついでに、エアコンの配管がエキマニの熱の影響で断熱材が炭化してなんとも可哀相な状態だったので、それも補修することにした。

このレポートは長編になるので4回に分けてレポートをお送りする。最初は室内側の分解編だ。

なお、今回の作業に当たりmedama1goさんの「エアコンの修理とレトロフィット前編後編)」を参考にさせて頂いた。

 

【漏れ箇所の調査】

最初にも書いたように、エキパンかエバポが怪しいのでそこを調査する。まずグローブボックスを取り外す。




ボックス内の照明と奥のカバーを外す。








コンソールのサイドのカバーを外す。




ボックスのダンパーを外す。




反対側の紐を外す。




マップランプのコネクターを外す。




ボックスの裏側のジョイント部の嵌めこみをドライバーでコジながら外す。


右側


左側

コンソールサイドのプラスチックカバーを外す。


前はネジ止め


奥はピン止め

助手席足元用ダクトを外す。ネジ3箇所で留まっている。


前2箇所


横奥1箇所

エアコンコントロールボックスのコネクターを抜いておく。




エバポのカバーを外す。ネジ4本で留まっている。




ようやくエキパンとエバポが顔を出した。




やはり漏れ箇所はエキパンのようだ。エキパンの下が液で濡れている。




 

【室内の機器の取り外し】

漏れ箇所が判明したので本格的な補修とレトロフィットに取り掛かる。

ブロワーモーター部にエアコン配管のジョイントがあるのでブロワー部分を外す。


クーラントリザーバータンクを外す。


タンクを少しずらしておく。

ヒーターパネルを外す。


ネジ5本で留まっている。




パネルを外すと、中にもう一枚ぺらぺらのカバーがあるのでそれも外す。




ブロワーケースの外気導入フラップのワイヤーを外す。




断熱材を外すと配管の貫通部が顔を出す。




矢印のタッピングビスを忘れないように外しておく。忘れると配管が外れません。




配管の間の六角ボルトを外す。




室内側に戻ってエキパン上部のHEXボルトを外す。




エキパン上の配管を取り外す。このときエンジン側の配管を先に外した方が簡単だった。




エキパンとエバポを引きずり出す。




エバポを出したヒーターケース内部。かなり埃がたまっている。小僧のE32にはマイクロフィルターは付いていない。




取り外した室内側の部品。




エバポは漏れは無いようだが念のため検査に出すことにした。

次回につづく・・・


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