2009年3月29日 パワステホース抜けの応急処置


【はじめに】

今回は緊急レポートをお届けしよう。

3月26日AM7:25ごろ、家を出発し会社へと向かった。その出勤途中で事件は起こった。

今日のお昼ごはんを買うべくローソンに立ち寄った。この時AM7:30。 おにぎりなどを買って、車に乗り込みエンジンを始動、ここまで特に変わった様子はない。駐車場を出ようとハンドルを切った。

そのとき、おっ重い!ハンドルが重い。???である。

中途半端な状態で止まったので、とりあえず元の位置まで戻った。戻って前を見ると地面に転々と黒い染みが続いている。これはもしや・・・・

あわててボンネットを開けて中を確認した。すると、な、な、なんと! オイルまみれで大変な状態であった。原因を確認するとパワステポンプからギヤーボックスに行くプレッシャーホースがカシメ部分から抜けているではないか。

「早くしないと会社に遅刻する。」という思いが頭をよぎった(本当は会社より車の方が大事なのだが)。

動かない事は無いので会社まで乗っていこうかとも考えたが、もしオイルに火でもついたら、曲がり損ねてどこかに突っ込んだら、など色々考えてやめることにした。とりあえず、ローソンのオーナーさんに故障のため少し止めさせていただけるように話したら、快く了解していただいたので一安心である。

それから歩いて会社に向かうことにする。この時AM7:40。始業時間のAM8:00まで残り20分果たして間にあうのだろうか。

何とか2分前に到着、間に合った。フーッ!

それから、せっかくお休みの日になのに、知り合いに無理を言って引取りを御願いして、工場まで運んでいただいた。


これが現場だ!

 

【パワステホース抜け状況】 確認3月27日

少しわかりづらいがエンジンルームの状態。


全体に湿っているのがわかるだろうか?






ここが原因の場所である。


アップ(見事に抜けている。)

ホースを取り外した。








ホースの表面が捲れてメッシュが剥き出しになっている。


抜けた部分のアップ。


ホースの表面が中に残っている。

早速、ホースを注文するべく色んなところに問い合わせたが、全てが在庫が無く本国オーダーになるとのことだった。修理も聞いてみたが出来ないと返事が返ってきた。いつまでもそのままには出来ないので、とりあえず動かせる状態にするべく応急処置を開始する。

 

【パワステホースの応急処置】 作業3月29日

ホースの抜けたカシメ部分をグラインダーでカットする。


外側の筒を切り取る。

ホースの中側はストレート状で何の突起もないものである。


外側のカシメてある方には波状のものが付いていた。

外側の部分で抜けを防止してあるので、外側が千切れれば抜けるのは当然、また滲みも出やすい。なんでこんな構造なんだろう?

このままでは、また必ず抜けるのでグラインダーにて溝を付けておく。




ホースの千切れた部分を切って金具をセットする。




念のためホースバンドは2個使うことにした。




ホースを切った分長さが足りないので、反対側のS字パイプの部分を少し曲げて調整する。




位置が決まったらホースバンドをしっかりと締め付ける。




念のため針金で抜け止めをしておいた。




 

自宅のガレージまで運転して帰ったが特に漏れなどは出なかった。これでしばらくは大丈夫だろうが、早急にオーダーすることにしよう。ついでに他のホース類も一緒に交換することにした。他にもいるものがあるので、今回もPelican Parts ペリカンパーツに発注することにした。

そういえば、ホースにオイルが滲んでおり、以前に一瞬ハンドルが重くなることがあったのだ。やはりそれが前兆だったのか?そのうちに取り替えなければと考えていた矢先の出来事であった。やはり思いついたときや前兆に気が付いたときにすぐに処置をしようと肝に銘じた小僧であった。

次回のメンテオフまでに間に合うのだろうか? さすがに応急処置で遠出は危険だ!

 

「パワステホース取替え編」につづく・・・


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