2011年1月1日 リアアクスルのリフレッシュ その2


【はじめに】

巷では元日である。(爆) メンテ2日目で、今日は外した部品の整備をする。

内容は、トレーリングアームのブッシュ入替え、ハブベアリングの入替え、キャリアのブッシュ類の入替えである。



【トレーリングアームの整備】

右側は丸ごと入れ替えなので、準備済み。左はそのまま使用するのでブッシュの入れ替えをする。


ブッシュリムーバーを使ってブッシュを抜き取る。


この左側は、ハブを手で回すと少しゴリゴリ感がある。


回転式ブッシュを圧入する。


今回のリフレッシュのメインでもあるブッシュだ。

(以前に解説済みなので省略する。)


続いてハブベアリングを交換する。


ハブの取外し。

ドライブフランジのナットを緩める。

このナットにはロックプレートが付いているがナットを回せば一緒に取れる。


プーリー抜きでドライブフランジを抜き取る。


ハブの方が曲者でプーリー抜きを掛けるところが無い。


ブレーキバックプレートを外して、少しある段差を利用して抜き取った。
(作業に必死だったので画像は無し。)


専用の冶具を作る必要がありそうだ。 ←何回やるつもりやねん。(~o~;


Cリングを外してベアリングを抜き取る。


ベアリングの新旧比較。


ハブに内輪が残っているのでプーラーで抜き取る。


ベアリングの内輪を良く見ると、かじった後があった。


少しゴリゴリしていたのはこのせいか。(~o~;


どうやら交換時期だったようだ。


新しいベアリングを圧入する。


Cリングをセットする。


ハブをベアリングに挿入する。


かなり固いのでプラスチックハンマーで叩き込む。


直角に入るようにする。


ハンマーである程度入ったら、ドライブフランジのネジを利用してさらに圧入する。


この状態では、ドライブフランジを入れてもネジの頭が出ない。


1cmほど捻じ込むと一杯なので、カラーを間に入れて2度ほどこれを繰り返す。


すると、ドライブフランジを入れてもネジが出ているので、さらにナットで圧入する。


ハブがベアリングまで入ったらナットを250Nmで締め付ける。


ロックプレートの新旧比較。


基本的に再利用は出来ない。


ロックプレートをナットの上にセットする。


ちょうどいいサイズのパイプを使って叩き込む。


ナットのロックが出来た。


これで左側が終了。


右側はアームごと取替えなので、ハブ部分をそっくり移設した。


当然ベアリングは、新品に入替え。


右トレーリングアームの取替え理由。


画像のように固定部の芯がズレてしまっているのだ。

これのお陰で右トーがトーアウトになっていた。

(以前にブッシュの入れ替えをした時にプレスの当て方が悪かったようだ。)

【ブレーキラインブラケットの修正】


応急的に加工したブラケット。


スタブライザーの交換を参照。


形を元に戻して移設。


切り取って溶接で付け直した。


これは左右両方とも加工。

【新しいブッシュの挿入】


圧入用の冶具を使って入れていく。


アクスルキャリアブッシュ。


事前にシリコングリスを少量塗っておく。


デフのブッシュの圧入。


フロントデフマウントブッシュ。


向きがあって画像のようにセットする。


リア側のブッシュ。


このブッシュにも向きがある。


画像のようにセットする。


キャリア後側のマウントを交換する。


4本のネジで止まっている。


マウントの新旧比較。


右が新品。


この角度からは大差なし。


下が新品。


外したものはかなりヘタっていたようだ。

ゴムの高さが全然違うのが分かる。


新品を取り付け。


今回取り換えたブッシュなど。


右のアームはぞろ替えなので、その分は入っていない。


出来上がったキャリアを仮組みしてみた。


これで何とか組立の準備ができた。


2日目も終了。


未だにこのままでのお正月。(爆)

さて、明日は組み込みだ。 助っ人も来てくれるみたいなので心強い。3日目に続く。。。


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