2011年5月6〜8,13日 エンジンオーバーホール その6(組立編3)


【はじめに】

昨日でエンジン本体の組立が終わった。今日からは補機類の取り付けを行っていく。

その前に、昨日ばらしたインジェクターの洗浄作業をやっておこう。



【インジェクターの洗浄】 2011年5月6日

昨日ばらしたインジェクターの洗浄をする。とあるサイトに出ていた方法を参考にさせてもらった。


昔メガネを掛けていたころに買った超音波洗浄機。


今回はこれに無水アルコールを入れて洗浄する。

ちなみにこの無水アルコールは、つばめさんに用意して頂いた。


このインジェクターが何ボルトで作動するか分からない。


そこで可変式のACアダプターを使って調べてみた。

3Vでは動かない。4.5Vでようやく作動した。6Vでも問題ない。

6Vで洗浄することにした。


あまり良く分からないが、先のノズルが濃くわずかに動いている。
電気を流すと0.5mmほど、引っ込む。

(マウスオーバー効果あり)
マウスをあわせると作動状態になります。


作動状態のままアルコールに付けてスイッチON。


この洗浄機は自動で切れるので、そのまま放置。


洗浄機が切れたら、注射器にアルコールを入れて入口に接続する。


そして、勢い良く注射器を押し込む。


先端をアルコールに浸けて注射器を押したり引いたりして内部を洗浄する。


洗浄した結果は、特に汚れなどは出なかった。


洗浄の終わったインジェクター。


新しいパーツを取り付ける。


先端部分。


1)プラスチックのワッシャー。


2)O−リング。


3)ノズルキャップ。


パチンと音がするまでしっかりと押し込む。


4)後ろ側のストレーナー。


これは圧入になっている。


ハンマーで軽く叩いてツライチまで挿入する。


後ろ側にもO−リングを付けて完成。


デリバリーパイプにセットする。


デリバリーパイプの穴にペーストを少し塗ってインジェクターを押し込む。


抜け止めのクリップを差し込む。


デリバリーパイプにセットできた。


インジェクターをインマニに取り付ける。


しっかりと押し込んでデリバリーパイプをネジ止めする。


ここで、本日のお客様、TINAさん登場。


今日は撮影係として来て下さった。(笑)

【補機類の取りつけ1】

ようやく補機類の準備が出来たので、取り付けに掛っていく。


エンジンを引っ張り出してきて設置。


まずは、インマニの取り付けから始める。


インテークのポートにガスケットをセットする。


インマニを取り付ける。


各ポートに2本のナットを締めていく。


下側2箇所は、クーラントホースのブラケットと共締めになっている。


インマニのサポートの固定。


次は、サーモハウジングの取り付け。


ガスケットに液体パッキンを薄く塗る。


ガスケットをセットする。


サーモハウジングの取り付け。


クーラントホースの取り付け。


インマニ下に2本のホースが入る。


ウォーターポンプのガスケットに液体パッキンを塗布して貼り付ける。


ウォーターポンプの取り付け。


エンジン左側上は終了。


とは言っても、右側にはエアコンのコンプレッサー以外何も無い。


エアコンコンプレッサーのマウントの取り付け。


右側エンジンマウントの取り付け。


左側エンジンマウントの取り付け。


フロントエンジンハンガーの取り付け。


このハンガーはフロントカバーと共締めだ。


オルタネーターとパワステポンプのマウントの取り付け。


次にmスターターを付けようと思ったが、結構汚かったので掃除することにした。


魔法の洗剤でゴシゴシ。

見る見る汚れが落ちていく。


ついでに、アルミ部分は塗装を落として、鉄部は艶消し黒で塗り直した。


ここで、TINAさんがお帰りになった。


撮影係ありがとうございました。m(_ _)m


綺麗になったスターターの取り付け。


エアフロメーターのマウントの取り付け。


デスビローターの取り付け。


デスビキャップも汚れていたので洗浄した。


デスビキャップの取り付け。


パルスセンサーコードの引き回し。


パルスセンサーの取り付け。


オイルパンにオイルレベルセンサーを取り付ける。


ここはO−リングでシールされている。


オルタネーターケーブルの取り付け。


オイルレベルセンサーのカプラーを差し込む。


エンジンブロックのジャケットプラグの取り付け。


オイルプレッシャーセンサーの取り付け。


M30エンジンの場合ヘッド上部の後ろ側についている。


オルタネーターの取り付け。


オルタネーターの結線。

【補機類の取り付け2】 2011年5月7日

補機類取り付けの続きだ。


オイルフィルターハウジングのガスケットに液体パッキンを塗る。


オイルフィルターハウジングの取り付け。


オイルクーラー配管の取り付け。


以前からオイルが滲んでいたので、今回新品に取り換える。




後日、部品間違いであることが判明した。仕方なく旧品と取り換えた。(> <)


配管を隙間から通す。


ハウジングのノズルにセットしてネジ止めする。


ハウジング横でブラケットに固定する。


エンジン搭載時に邪魔になるので括り付けておく。


パワステポンプの取り付け。


エンジン左側で一番下についている補機だ。


エンジンキャリアの掃除。


オイルや埃でベトベトだったので綺麗にした。


エンジンキャリアの取り付け。


エンジンを真っ直ぐにしているので斜めになっているが、これが水平になる。

【未整備の補機類】

取り外したままで、未整備のものを、補修整備、交換した。


プロペラシャフトの等速ジョイント。


特に問題は無いが、ついでなのでグリスを入替えることにした。


等速ジョイントを分解する。


止め輪の取外し。


ブーツバンドの取外し。


これで軸から引き抜けば外れる。


スプライン軸。


少しガタが見受けられた。


各パーツを綺麗に洗浄した。


ジョイント部の組立。


ちょっとしたコツが必要だ。


錆防止の為オイルを塗っておく。


取り付け前にグリースを充填する。


オートマミッション。


オイルでドロドロだったので洗浄しておいた。


オイル汚れは、ほぼ落ちたが思ったほど綺麗にならなかった。


今回は特に整備はしていない。


いつかはやらなければなるまい。


エンジンハーネスの点検と整備。


焼けてボロボロになった保護テープを綺麗に剥がした。


新しいテープを綺麗に巻きつける。


他にも硬化して割れたチューブを交換したりオイルで汚れたところを綺麗にした。


ハーネスケースの中を整えてタイラップで固定した。


パワステギヤーユニット。


掃除と化粧直し。


パワステギヤーユニットの取り付け。


これはエンジンキャリアについている


インマニのバキュームホース類。


劣化で硬化しているのでシリコン製に取換え。


ホースの取り付け。


インマニ上側。


インマニ下側。


タンクベントバルブとフューエルホース。


このホースは触ったら割れてしまった。


取り回しも急で余裕が無かった。


今回長めにカットした。


インマニからタンクベントバルブ間にセット。


ほぼ補機類のセットが終わったので、エンジンスタンドから下ろす。


ガレージの梁からチェンブロックで吊り下げてスタンドから浮かす。


エンジン取り付けブラケットを抜き取る。


エンジンからブラケットを取り外す。


台車の上に仮置き。


これでオートマミッションとのドッキングを待つ。

やっと補機類の取り付けも終わって、もとのエンジンの形に戻った。(^o^)b

次回からエンジン搭載編になる。その7へつづく。


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