【はじめに】
昨日でエンジン本体の組立が終わった。今日からは補機類の取り付けを行っていく。
その前に、昨日ばらしたインジェクターの洗浄作業をやっておこう。
【インジェクターの洗浄】 2011年5月6日
昨日ばらしたインジェクターの洗浄をする。とあるサイトに出ていた方法を参考にさせてもらった。
昔メガネを掛けていたころに買った超音波洗浄機。
今回はこれに無水アルコールを入れて洗浄する。
ちなみにこの無水アルコールは、つばめさんに用意して頂いた。
このインジェクターが何ボルトで作動するか分からない。
そこで可変式のACアダプターを使って調べてみた。
3Vでは動かない。4.5Vでようやく作動した。6Vでも問題ない。
6Vで洗浄することにした。
あまり良く分からないが、先のノズルが濃くわずかに動いている。
電気を流すと0.5mmほど、引っ込む。
(マウスオーバー効果あり)
マウスをあわせると作動状態になります。
作動状態のままアルコールに付けてスイッチON。
この洗浄機は自動で切れるので、そのまま放置。
洗浄機が切れたら、注射器にアルコールを入れて入口に接続する。
そして、勢い良く注射器を押し込む。
先端をアルコールに浸けて注射器を押したり引いたりして内部を洗浄する。
洗浄した結果は、特に汚れなどは出なかった。
洗浄の終わったインジェクター。
新しいパーツを取り付ける。
先端部分。
1)プラスチックのワッシャー。
2)O−リング。
3)ノズルキャップ。
パチンと音がするまでしっかりと押し込む。
4)後ろ側のストレーナー。
これは圧入になっている。
ハンマーで軽く叩いてツライチまで挿入する。
後ろ側にもO−リングを付けて完成。
デリバリーパイプにセットする。
デリバリーパイプの穴にペーストを少し塗ってインジェクターを押し込む。
抜け止めのクリップを差し込む。
デリバリーパイプにセットできた。
インジェクターをインマニに取り付ける。
しっかりと押し込んでデリバリーパイプをネジ止めする。
ここで、本日のお客様、TINAさん登場。
今日は撮影係として来て下さった。(笑)
【補機類の取りつけ1】
ようやく補機類の準備が出来たので、取り付けに掛っていく。
エンジンを引っ張り出してきて設置。
まずは、インマニの取り付けから始める。
インテークのポートにガスケットをセットする。
インマニを取り付ける。
各ポートに2本のナットを締めていく。
下側2箇所は、クーラントホースのブラケットと共締めになっている。
インマニのサポートの固定。
次は、サーモハウジングの取り付け。
ガスケットに液体パッキンを薄く塗る。
ガスケットをセットする。
サーモハウジングの取り付け。
クーラントホースの取り付け。
インマニ下に2本のホースが入る。
ウォーターポンプのガスケットに液体パッキンを塗布して貼り付ける。
ウォーターポンプの取り付け。
エンジン左側上は終了。
とは言っても、右側にはエアコンのコンプレッサー以外何も無い。
エアコンコンプレッサーのマウントの取り付け。
右側エンジンマウントの取り付け。
左側エンジンマウントの取り付け。
フロントエンジンハンガーの取り付け。
このハンガーはフロントカバーと共締めだ。
オルタネーターとパワステポンプのマウントの取り付け。
次にmスターターを付けようと思ったが、結構汚かったので掃除することにした。
魔法の洗剤でゴシゴシ。
見る見る汚れが落ちていく。
ついでに、アルミ部分は塗装を落として、鉄部は艶消し黒で塗り直した。
ここで、TINAさんがお帰りになった。
撮影係ありがとうございました。m(_ _)m
綺麗になったスターターの取り付け。
エアフロメーターのマウントの取り付け。
デスビローターの取り付け。
デスビキャップも汚れていたので洗浄した。
デスビキャップの取り付け。
パルスセンサーコードの引き回し。
パルスセンサーの取り付け。
オイルパンにオイルレベルセンサーを取り付ける。
ここはO−リングでシールされている。
オルタネーターケーブルの取り付け。
オイルレベルセンサーのカプラーを差し込む。
エンジンブロックのジャケットプラグの取り付け。
オイルプレッシャーセンサーの取り付け。
M30エンジンの場合ヘッド上部の後ろ側についている。
オルタネーターの取り付け。
オルタネーターの結線。
【補機類の取り付け2】 2011年5月7日
補機類取り付けの続きだ。
オイルフィルターハウジングのガスケットに液体パッキンを塗る。
オイルフィルターハウジングの取り付け。
オイルクーラー配管の取り付け。
以前からオイルが滲んでいたので、今回新品に取り換える。
後日、部品間違いであることが判明した。仕方なく旧品と取り換えた。(> <)
配管を隙間から通す。
ハウジングのノズルにセットしてネジ止めする。
ハウジング横でブラケットに固定する。
エンジン搭載時に邪魔になるので括り付けておく。
パワステポンプの取り付け。
エンジン左側で一番下についている補機だ。
エンジンキャリアの掃除。
オイルや埃でベトベトだったので綺麗にした。
エンジンキャリアの取り付け。
エンジンを真っ直ぐにしているので斜めになっているが、これが水平になる。
【未整備の補機類】
取り外したままで、未整備のものを、補修整備、交換した。
プロペラシャフトの等速ジョイント。
特に問題は無いが、ついでなのでグリスを入替えることにした。
等速ジョイントを分解する。
止め輪の取外し。
ブーツバンドの取外し。
これで軸から引き抜けば外れる。
スプライン軸。
少しガタが見受けられた。
各パーツを綺麗に洗浄した。
ジョイント部の組立。
ちょっとしたコツが必要だ。
錆防止の為オイルを塗っておく。
取り付け前にグリースを充填する。
オートマミッション。
オイルでドロドロだったので洗浄しておいた。
オイル汚れは、ほぼ落ちたが思ったほど綺麗にならなかった。
今回は特に整備はしていない。
いつかはやらなければなるまい。
エンジンハーネスの点検と整備。
焼けてボロボロになった保護テープを綺麗に剥がした。
新しいテープを綺麗に巻きつける。
他にも硬化して割れたチューブを交換したりオイルで汚れたところを綺麗にした。
ハーネスケースの中を整えてタイラップで固定した。
パワステギヤーユニット。
掃除と化粧直し。
パワステギヤーユニットの取り付け。
これはエンジンキャリアについている
インマニのバキュームホース類。
劣化で硬化しているのでシリコン製に取換え。
ホースの取り付け。
インマニ上側。
インマニ下側。
タンクベントバルブとフューエルホース。
このホースは触ったら割れてしまった。
取り回しも急で余裕が無かった。
今回長めにカットした。
インマニからタンクベントバルブ間にセット。
ほぼ補機類のセットが終わったので、エンジンスタンドから下ろす。
ガレージの梁からチェンブロックで吊り下げてスタンドから浮かす。
エンジン取り付けブラケットを抜き取る。
エンジンからブラケットを取り外す。
台車の上に仮置き。
これでオートマミッションとのドッキングを待つ。
やっと補機類の取り付けも終わって、もとのエンジンの形に戻った。(^o^)b
次回からエンジン搭載編になる。その7へつづく。