2011年5月12日 トンネル断熱材の補修


【はじめに】

エンジンを下ろす前から気になっていた断熱材の劣化。特にエキマニ側からオートマの上のトンネルに掛けてボロボロになっていた。

現在はエンジンのオーバーホール中なので、当然エンジンルームが空の状態だ。

こんなチャンスは二度とないかも知れない。そこで断熱材の補修をすることにした。



【トンネル断熱材の補修】

元の断熱材は、新しいときは軟らかくて柔軟性のある材質だ。熱と経年劣化によって硬化して脆くなっている。


一部はすでにはがれてなくなっている。(−−;


ここはエキマニに一番近いところだ。


トンネル部分は剥がれていないが触れば割れて落ちてくる。(~o~;


特にシフトしたが一番酷い。


剥がれそうな所を取ったら半分の量になった。


限が無いので後は触らない方が無難。


左側は熱源が無いので、まだ劣化はましだ。


剥がした後は一部が錆びていたので、錆を落として補修しておいた。


今回の補修に使う断熱材。


サイズは、500mmx500mm。


粘着剤付きなので作業性も良い。


アルミガラスクロスとガラスマットと粘着剤の3層構造で、厚さは5mmほど。


性能は、連続耐久温度600度。

効果は、断熱、防炎、保温、吸音。


貼り付ける場所をパーツクリーナーで脱脂する。


一度当ててみて形をとる。


ケガいた線に沿ってカットする。


ネジの部分は切り抜いて位置を合わせて貼り付ける。


ここは3次元になっているので切込みを入れて貼り付ける。


残りの部分を形を合わせて貼っていく。


トンネルの部分を貼り付ける。


シフト下は1枚物で貼り付ける。


良く押し付けて馴染ませる。


繋ぎ目をアルミクロステープで止めていく。


下側にあったアルミガードを元に戻す。


前の角部にもガードが付く。


前側の状態。


ここが一枚で貼れれば良かったんだが。。。。


トンネルの状態。


固定ネジが多数あるので剥がれる心配は無い。


綺麗に貼ることが出来た。


材質がガラスクロスなので、飛散して後でチクチクする。

施工時は完全防備が必要だ。(> <)

貼れたのはいいが心配なことが一つある。 粘着テープが熱で剥がれる可能性があることだ。 そこで対策を考えることにした。


タッカーの針を使って止めてみる。


下が鉄板なのでそのままでは入らない。


そこで画像の左のように曲げて使用する。


曲げた針を断熱材に突き刺す。


この状態まで差し込む。


ラジオペンチを使って針先を左右に広げる。


これでしっかり止めることが出来る。


文字で書くと分かりにくいので画像で示す。


針の先端が内部でこのように広がって止めている。

シートのカバー等を止めている手法である。


まだ不安なのでワイヤーも合わせて施工した。


断熱材固定用のネジがあるのでそれに巻きつけて蜘蛛の巣状にしてみた。


2種類の剥がれ止めが出来た。


これで剥がれる心配は無いだろう。

もっと早く気が付いていれば純正を手配していたところだ。ついでとは言え綺麗にできてよかった。(^o^)b


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