【はじめに】
かなり以前から燃料計の動きがおかしい。残量が少なくなるとおかしな動きをするようになったのだ。
残り20Lあるにも関わらずエンプティーが点いたり消えたり、乗るたびに残量が変わるなどの症状が出ていた。
部品は調達してあったが、タイミングがなくてそのままになっていた。この作業は燃料の少ないときにするのが一番良いからだ。
たまたま週末と燃料切れが重なって絶好のチャンス、当然エンプティーは点いている。そこで交換することにした。
【レベルセンサーユニットの交換】
レベルセンサーはトランクの中に取り付けてある。
トランクの中から作業する形になっている。
カーペットと中敷を取り出す。
右端の黒い蓋が目的の場所。
この下にセンサーが取り付けてある。
蓋を取り外す。
丸いのがセンサーの頭である。
まずは、エンジンを掛けた状態でコネクターを外す。
ホース内の燃圧を抜くのが目的である。
これをやらずにホースバンドを緩めるとガソリンが噴出してくるので要注意だ。
燃圧を抜いても多少は出てくるので慌てずにウエスなどで拭取る。
念の為ホースにはプラグを入れておく。
センサーを取り外す。
中には燃料ポンプが繋がっているので慎重に外す。
そーっと上げてみる。
あら、( ̄▽ ̄; なんか外れてるし。
センサーケースが完全に分解してるやん。(−−;
ただ、垂直に落ちているだけで外れることはない。
ガソリンが揺れればそれにつられてケースが動くので誤作動する。
このカバーにセンサーが引っ掛かって悪さをしていたようだ。
其処のネジ部が抜けてる。
ネジの締めすぎなのか、経年劣化なのか。
ここしか止まっていないので壊れれば落下する。
線を外す必要があるのでポンプを取り出す。
カバーの爪で止まっているので押えながら引き出す。
センサーに繋がるホースを取り外す
傍にはガソリンがあるので当然火気厳禁。
風通しの良い場所で作業をする。
また、ポンプ内のガソリンが出てくるのでウエスを敷いて作業をする。
ポンプの配線を外す。
これで、センサーとポンプが分離できた。
センサーを新旧比較してみる。
右が新品。
大幅に構造が変わっている。
センサーケースを上部で固定するようになっている。
蓋側は変わらない。
新しい構造なら底のネジが外れても落下することはない。
新しいセンサーとポンプを繋ぐ。
ますは、配線。
続いて、ホース。
送りと戻りを間違わないようにセットする。
ちなみに、センサー上部が不安なのでタイラップで補強しておいた。
ポンプをパチンと音がするまでしっかりと差し込む。
ホースが折れないように注意しながらセンサーを挿入する。
ホースの取り回しをチェックして蓋をする。
出来ればガスケットも換えておこう。
こちらも間違わないようにセットする。
最後にコネクターを挿して終了。
この状態のままエンジンを掛けて、漏れを確認する。
問題なければ蓋をして、トランクを元に戻す。
この後ガソリンを入れて満タンにした。残量が少ないときの作動の確認はガソリンのなくなるのを待つしかない。(~o~;