【はじめに】
純正の17インチホイールから、E39用の18インチに換えている。今のホイールで2代目の18インチである。
ちょっとした不注意から縁石などに当ててガリ傷を沢山付けてしまった。
一応ペーパー掛けしてタッチアップで誤魔化していたが、さすがにみすぼらしくなってきた。
丁度、別のホイールが手に入ったので、それを装着している間に、本格的なリペアに出すことにした。
【ホイールのリペア】
リペアに出すアルピナホイール。
振れも多少あってあまり状態が良いとはいえない。
でもデザインは気に入っている。
また、ブレーキのお陰で17インチにも戻れないのだ。(~o~;
フロント、18インチ×8J オフセット20。 理想のオフセットは10くらい。
リア、18インチ×9J オフセット24。 理想のオフセットは5くらい。
素材まで達しているガリ傷箇所。
フロント右。 フロント右。
リア右。 リア左。
ここからは、オートサービス西さんから提供頂いた画像で説明します。
ガリ傷の肉盛り溶接。
削り込み修正はせずに、溶接でしっかり直します。
丸ごと塗装剥離してから、ブラス研磨します。
さらインナー、側面のリム研磨をします。
素材への耐久性重視でパウダーコートをベースとします。
最終仕上げが明るめのシルバーメタ。
よって近似のパウダーシルバーを丸ごと吹き付けます。
200℃で約10分焼いてパウダーが溶けて完成した状態です。
これで下地基礎は頑丈になりました。
表面は溶剤ウレタン塗装なのでパウダー肌を足付けサイディングします。
パウダー肌は硬いため600番手から1000番手までペーパーを換え1本ずつペーパー掛けをして肌を平滑に整えシルバーメタへの下処理をします。
デザイン面をお化粧の溶剤で塗装する際インナーやサイド面へどうしても溶剤の塗装ミストが被り艶引き感が出てきます。
インナーと側面はなるべくパウダー肌のままで残したい拘りでその部分をマスキングします。
インナーマスキングの理由は?
ホイールのインナー側は汚れやすくブレーキダストも付き易いため溶剤よりパウダーの方が耐
熱性があり肌が硬いため洗浄しやすくメンテの面でも断然有利だからです。
そして、表デザイン面は溶剤ウレタンのやや明るめのシルバーメタリックを塗って完成です。
もちろん、一緒にセンターキャップも塗装します。
インナー裏面、側面はマスキングによるパウダー肌を残したパウダーフィニュッシュです。
リペアの内容の説明でした。(^o^)b
そして、リフレッシュから戻ってきたホイール。
戻ってきて気付いたが、センター部を黒にしてもらうのを忘れていた。
仕方が無いので、自分で塗ることにした。
塗る所以外を綺麗にマスキング。
念のため表面をペーパーで少し足付け。
缶スプレーの黒で一気に塗装する。
半乾きになるのをまって、マスキングを外す。
塗装が安定するまで、しばらく放置する。
キャップには、エンブレムと鍵を付けて完成。
センターを黒く塗って2週間。
やっと装着する。
まずは、ホイールのみのバランスをチェック。
大きくズレている場合は、タイヤの組み込みに際して考慮する。
前に履いていたタイヤを使う。
SONAR SX−1 EVO。
フロント 225×40。
リア 255×35。
タイヤの装着。
バランス取り。
組み込み完了。
履き替えてみた。
やはりアルピナにはこのホイールだな。(^o^)b
旧タイプ(E24やE28)には中央が黒でプラスチックのセンターキャップが付いていた。
今回はとりあえず旧タイプの仕様で使うことにした。
オフセットのお陰で、ホイールがへっこんでしまった。(−−;
また、スペーサーで調節しないと。
後は、センターキャップを調達して装着しなくっちゃ。
やはりアルピナにはこのデザインが良く似合う。 外したマイスターは大事に保管しておこう。(^o^)/