2010年3月27日 開かずのリアドアの修理


【はじめに】

今回も小僧のものではなく、E34にお乗りの港のイチローさんの愛車の修理を小僧自ら提案して行ったネタである。

昨年のシルバーオフでお会いしたときにドアのことを聞いて、なにかお手伝いできないかとずっと考えていた。

この27日のいちごオフでお会いすることになったので、作業をすることにした。

 

【内張りの取外し】


これが、噂のず〜と開かないドアです。(笑)


リアシートの座面部分を外します。

背もたれも外した方が作業は楽です。


その後エントランスレールカバーを外します。


カバーは、はめ込みなので内張り剥がしなどで慎重に外します。


エッジプロテクション(ウェザーストリップ)を引き抜きます。


このときドアに挟まれていますので少し強引に引っ張ります。


内張り部分だけでよいが邪魔になるので全周外します。


後は内張りの固定ネジ類を外します。

ドアハンドル部のネジ
灰皿裏のネジ。
取っ手部のネジ。
ロックボタン


まず、内張りの上部を引っ張って外します。


クリップで止まっているだけなので割りと簡単に外れます。


上部に空いた隙間から両サイドのクリップを抜いていきます。

この作業には特殊な内張り外しが必要です。


下部はプロテクションの隙間から特殊工具で、慎重に位置を確認しながら抜きます。

全周のクリップが外れたら、パワーウインドのスイッチのカップラーを外します。


後は、内張り全体を上方向に引き上げると外れます。

このとき、内側ハンドルのワイヤーが残っていますので、あまり引っ張らないように注意します。

 

【原因の調査と修理】


これで内張りが外れましたので、開かない原因を探ります。


アクチュエーターが固着して動かないことが判明。


アクチュエーターを取り外します。


アクチュエーター以外に悪いところは無いようです。


後は、普通にレバーを引けばこの通り。


無事に開けることが出来ました。


ドア以外の分解した部分を元通りにします。


本来ならアクチュエーターを取り替えれば終了ですが用意していません。

(原因が不明な為、部品手配をまっていた。)


アクチュエーターの先端をカットして、基に戻します。
先端をカットしないとレバーにハマってしまいまた開かなくなります。

また、カップラーを外したままだとアンサーバックが利かなくなりロック動作がおかしくなります。


外した内張りは、多少無理をしたので数箇所ボンドが剥がれています。




剥がれたところにボンドを塗って洗濯ばさみ(これしか無かった)で固定します。


割れたクリップも新品に取り替えておきます。


ドアに取り付けて完成。


開かずの原因のアクチュエーターです。


左側のゴムの部分から雨水が進入し、錆により固着したと思われる。


開いたドアを眺めて、物思いに耽るイチローさん。



本当に良かった。(^o^)b

作業に熱中するあまり画像を撮るのを忘れていました。この画像のほとんどはイチローさんから提供して頂きました。m(_ _)m

今回が始めての作業でしたので、少し手間取りましたが、次からはバッチリです。  ←次ってね〜(~o~;

近いうちに自車にて作業を再現し、もう少し詳しいレポートにする予定です。


BACKINDEXNEXT


inserted by FC2 system