【はじめに】
デジタルコクピットを付けてから、各部の温度がデジタルで分かるようになった。
その中で気になったのがエンジンオイルの温度だ。測定する箇所によって温度が変わる。
それを検証する為にセンサーを3箇所に付けてデジコクで監視してみた。
【測定箇所による温度の違い】
まずは数値の説明から。(^^v
上段が温度表示で以下のようになっている。
左:オイルフィルターキャップ部。(合成貼り付け)
中:オイルパンドレンボルト部。
右:M5のメーター用オイルフィルター根元部。
始動直後の温度。
以降は10度上昇ごとに撮影した画像。
オイルフィルターキャップ部は、オイルパンからポンプで吸い上げたオイル温度。
オイルパン部は、エンジンで使った後のオイル温度。
オイルフィルター根元部は、オイルクーラーを通った後のオイル温度。
(サーモスタッドが効くまではキャップ部と同じ。)
やはりオイルパンの温度上昇が早い。
ちなみにこのとき、外気温は15度程度。
オイルフィルターの、キャップと根元では約10度の差がある。
温度差が縮まってくる。
始動から10分経過。
オイルパン100度突破。
キャップ部と根元部の温度が合ってきた。
サーモスタッドが開き始める温度。
サーモスタッドが開いてオイルクーラーに流れていると思われる。
1時間ほど走った状態。
ほぼ、安定した。
このあと余り変化は見られない。
オイルパンからポンプで汲み上げられたオイルは、オイルフィルター部で冷やされていることになる。
これはケースがアルミ製で出来ていて尚且つ冷却ファンの風を受けている為と思われる。
このキャップ部がオイルクーラーを通った後とあまり変わらないのが不思議である。
ただし、クーラーを通らなければ徐々に温度は上昇していくはずである。
そもそもアルピナがキャップ部で温度を計測しているのだから問題ないのだろう。
これから夏に向けて更なる観察が必要かもしれない。(^o^)b