2013年2月11日 キャリパーブラケットの製作


【はじめに】

今回は久々の依頼品。 ALPINA C2にお乗りのsimuzumiさんからのご依頼である。

ブレーキの強化をされるそうで他車パーツ流用の為、当然部品などは売っていない。そこでブラケットの製作のご相談をお受けした。

序でに他車流用のローターも加工が必要とのことで一緒にお引き受けした。



【キャリパーブラケットの製作】


ご自分でしっかりとした図面を書いて送ってこられた。


そして材料もご自分で調達。


すばらしい。(^o^)b


この材料から2個製作する。


まずは、材料を半分にする。


バンドソーにて切断する。


綺麗に真っ二つ。( ̄▽ ̄;


フライス盤で両方の幅を仕上げる。


そして、厚さを仕上げる。


長さを揃えると同時に基準点を作る。


先ほどの基準点からデジタルスケールで順に加工する。


厚さ方向の段付き加工。


デジタルを利用して穴位置のセンターを加工。


幅方向の段付き加工。


ボール盤にて穴あけ加工。


タップでネジ加工。


フライスに戻って面取り加工。


これで、出来上がり。(^o^)/


サービスで黒染め処理。


これで本当の完成だ。

【ローターの加工】


もう一つの依頼品。


このローターはVW用なのでハブ径はφ65。


BMWの純正はφ66なので1mm大きくする必要がある。


旋盤にセットして穴で振れを確認。


振れを0.01mm以内に修正してから加工に入る。


最終の確認はノギスではなくシリンダーゲージで行う。


ローターは硬い材質なので削り難い。


元々の交差と同じ+0.06mmで仕上げた。


(デジタルノギスは表示の便宜上使用しています。)


もちろん2枚セットで加工した。

いつでもよいと仰っていましたが、出来るときにやっておきます。 また、何かあればいつでもどうぞ。(^o^)b

いつも書いていますが、一般には受け付けていませんのでご了承下さい。


BACKINDEXNEXT


inserted by FC2 system