【はじめに】
今回は久々の依頼品。 ALPINA C2にお乗りのsimuzumiさんからのご依頼である。
ブレーキの強化をされるそうで他車パーツ流用の為、当然部品などは売っていない。そこでブラケットの製作のご相談をお受けした。
序でに他車流用のローターも加工が必要とのことで一緒にお引き受けした。
【キャリパーブラケットの製作】
ご自分でしっかりとした図面を書いて送ってこられた。
そして材料もご自分で調達。
すばらしい。(^o^)b
この材料から2個製作する。
まずは、材料を半分にする。
バンドソーにて切断する。
綺麗に真っ二つ。( ̄▽ ̄;
フライス盤で両方の幅を仕上げる。
そして、厚さを仕上げる。
長さを揃えると同時に基準点を作る。
先ほどの基準点からデジタルスケールで順に加工する。
厚さ方向の段付き加工。
デジタルを利用して穴位置のセンターを加工。
幅方向の段付き加工。
ボール盤にて穴あけ加工。
タップでネジ加工。
フライスに戻って面取り加工。
これで、出来上がり。(^o^)/
サービスで黒染め処理。
これで本当の完成だ。
【ローターの加工】
もう一つの依頼品。
このローターはVW用なのでハブ径はφ65。
BMWの純正はφ66なので1mm大きくする必要がある。
旋盤にセットして穴で振れを確認。
振れを0.01mm以内に修正してから加工に入る。
最終の確認はノギスではなくシリンダーゲージで行う。
ローターは硬い材質なので削り難い。
元々の交差と同じ+0.06mmで仕上げた。
(デジタルノギスは表示の便宜上使用しています。)
もちろん2枚セットで加工した。
いつでもよいと仰っていましたが、出来るときにやっておきます。 また、何かあればいつでもどうぞ。(^o^)b
いつも書いていますが、一般には受け付けていませんのでご了承下さい。