【はじめに】
そして依頼品は続く。(笑) 今回は、E34 M5にお乗りのデガワさんからのご依頼である。
シフトをクイックにする為の加工を依頼された。どうしてもシュートストロークにしてクイックになると操作が渋くなる。
それを解決する為に操作側の延長を行う。ただ純正のままでは延長できないので加工が必要になる。
【シフトレバーの製作】
これはZ3Mのシフトレバー。
玉下が56mmで、かなりショートになる。
下の部分だけを使うので分解。
上がZ3M。
下が純正。
比べると曲がりがなくストレートなのが分かる。
寸法に切断する。
ストレートなので曲げる必要がある。
ただ単に曲げれば良いというものではない。
曲げる角度と方向が重要だ。
なので、冶具を作ってみた。
まずは冶具に純正をセットして位置を確認。
下のリンク部分はボルトで固定しているのでずれない。
加工物をセット。
パイプで水平方向に慎重に曲げる。
少しずつ曲げるのがコツ。
ゲージを当てて曲がりを確認する。
バッチリだ。(^ム^)
レバー部分の製作。
アルミ丸棒から削りだす。
ノーマルより40mm延長される。
まずはレバーの入る穴を加工。
ピッタリと入った。
固さも問題なし。
ノブ側の加工。
ノブ用のネジ加工をして、綺麗に仕上げる。
これで、出来上がり。(^o^)/
実は、寸法を間違えたのは内緒です。( ̄▽ ̄;
レバー固定用のネジをたてる。
シフトレバーを組み立てる。
固定ネジにネジロックを塗布して締め付ける。
問題だったシフトブーツの仕舞い。
問題なく綺麗に収まっている。
位置を確認する為B11に付けてみる。
特に問題なくセットできた。
ピッタリとセンターが出ている。
作動状態をアニメーションでどうぞ。
こちらはZ3−1.9のレバー。(^o^)/
一番上が今回の製作品。
真ん中はゲート式シフトレバー。
下がZ3−1.9のシフトレバー。
レバー比の違いが良く分かる。
御依頼主から装着画像を送って頂きました。m(_ _)m
取り付けて操作してみたが、結構良い感じに出来上がっていた。 多少の渋さはあるもののクイック感はダイレクトで扱いやすい。(^o^)b
一般には受け付けていませんのでご了承下さい。