2013年3月23日 オリジナルクイックシフト


【はじめに】

そして依頼品は続く。(笑) 今回は、E34 M5にお乗りのデガワさんからのご依頼である。

シフトをクイックにする為の加工を依頼された。どうしてもシュートストロークにしてクイックになると操作が渋くなる。

それを解決する為に操作側の延長を行う。ただ純正のままでは延長できないので加工が必要になる。



【シフトレバーの製作】


これはZ3Mのシフトレバー。


玉下が56mmで、かなりショートになる。


下の部分だけを使うので分解。


上がZ3M。

下が純正。

比べると曲がりがなくストレートなのが分かる。


寸法に切断する。


ストレートなので曲げる必要がある。


ただ単に曲げれば良いというものではない。

曲げる角度と方向が重要だ。


なので、冶具を作ってみた。


まずは冶具に純正をセットして位置を確認。


下のリンク部分はボルトで固定しているのでずれない。


加工物をセット。


パイプで水平方向に慎重に曲げる。


少しずつ曲げるのがコツ。


ゲージを当てて曲がりを確認する。


バッチリだ。(^ム^)


レバー部分の製作。


アルミ丸棒から削りだす。


ノーマルより40mm延長される。


まずはレバーの入る穴を加工。


ピッタリと入った。


固さも問題なし。


ノブ側の加工。


ノブ用のネジ加工をして、綺麗に仕上げる。


これで、出来上がり。(^o^)/



実は、寸法を間違えたのは内緒です。( ̄▽ ̄;


レバー固定用のネジをたてる。


シフトレバーを組み立てる。


固定ネジにネジロックを塗布して締め付ける。


問題だったシフトブーツの仕舞い。


問題なく綺麗に収まっている。


位置を確認する為B11に付けてみる。


特に問題なくセットできた。


ピッタリとセンターが出ている。


作動状態をアニメーションでどうぞ。


こちらはZ3−1.9のレバー。(^o^)/


一番上が今回の製作品。


真ん中はゲート式シフトレバー。


下がZ3−1.9のシフトレバー。


レバー比の違いが良く分かる。

御依頼主から装着画像を送って頂きました。m(_ _)m

  

取り付けて操作してみたが、結構良い感じに出来上がっていた。 多少の渋さはあるもののクイック感はダイレクトで扱いやすい。(^o^)b

一般には受け付けていませんのでご了承下さい。


BACKINDEXNEXT


inserted by FC2 system