2014年4月5日 ゲトラグ260/6シェイクダウン結果(依頼品)


【はじめに】

ご依頼によりシェイクダウンしていたゲトラグミッション、3ヶ月で不具合が発生しあえなく終了。(笑)

自分のミッションを点検し載せ換えて点検してみることにした。( ̄▽ ̄;

ほぼ原因の特定は出来ている。



【ゲトラグ260/6の点検】


シェイクダウンで問題なければこのまま送る予定だったが。(笑)


まずはオイルの抜き取り。


あちゃ〜( ̄▽ ̄; なんて綺麗なマーブル模様。(爆)


思った通りアルミの粉が混じっている。


外したドレンボルトを見てみると。。。。。。(~o~;


なんか角が生えてるし。( ̄ェ ̄;


綺麗にしてみた。


こっこれは、あれじゃないかな?(;一_一)


まっ、とりあえず分解する。


フロントケースを外して目視チェック。


あら〜やっぱり犯人はこれか。( ̄〜 ̄;

今回の不具合の原因はこちら。

  
3速・4速シフトフォーク(下側が3速)                また3速側が磨耗している。

ここまで磨耗するとギヤは入らない。 はたして原因は?


アルミの粉が各部に回っているので洗浄は不可欠。


なのでリアケースも分解する。


赤いはずのオイルがグレーに変色。


シフトフォークが磨耗する原因は、シンクロスリーブ側にある。


そこでスリーブの溝をチェック。

  
3速側に削れたアルミが付着してヤスリのようになっている。

点検時には特に引っ掛かりなどの異常は無かったのだが。 これではいくらオイルが回っても磨耗は避けられない。

この部分に関しては、異常が無くてもペーパー仕上げ等の処置をしておいた方が良さそうだ。


磨耗したシフトフォークをチェック。


3速側が見事に半分くらいまで磨耗している。


さて、問題はこちら。


偶然の産物だがこれはいただけない。


破片がよくギヤに噛みこまなかったな。( ̄ェ ̄;


破片を合わせると見事にピッタリ。( ̄▽ ̄;


このギヤはもう使えない。

さて、どうしたもんですかね。 あとはオーナーさんとご相談させて頂こう。( ̄▽ ̄;


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