【はじめに】
エンジンのオーバーホール後に漏れが発生していた。ちゃんとガスケットも新品にして、液体パッキンまで塗って取り付けたのに。
よりによって作業が一番し難い場所だ。エンジンルームの後方、ボディーとの隙間にあるカバーである。
このカバーは、なぜか鉄板をプレスした簡単なつくりのカバーになっている。
【ヘッド後部オイルカバーの漏れ】
実はここは2回目の補修である。
最初は、量も少なくさほど問題は無かった。
(縁を伝って下に垂れる程度の漏れ。)
それを直した後、で漏れが多くなって大変なことになってしまった。(-"-)
ポタポタと落ちるほどになってしまったので、その下にあるエキマニにかかって煙が出始めたのだ。
しかも、エキマニにはバンテージが巻いてあるから、さ〜大変。
画像のように黒く焦げてしまった。
こうなると仕方が無いので本格的に直すことにした。
タダでさえ隙間が無いので、オートマのマウントを外して持ち上げる。
するとエンジン後方の隙間が開いて作業がし易くなる。
邪魔なエクスパンションタンクをずらしてスペースを確保する。
隙間に手を突っ込んでカバーを取り外す。
取り外したカバーとガスケット。
ガスケットの形が変わっている。
締め付け過ぎのようだ。
新しいガスケットを合わせて見る。
一部が内側に入り込んでいる。
押えるべきところを押えていないので漏れるはずだ。
カバーの構造も悪いので新たに作り直した。>画像右側。
ガスケットも幅を広くして、歪みを防止する。
ガスケットに液体パッキンを薄く塗って、カバーを取り付ける。
隙間に工具と手を入れて均等に締めていく。
これで、大丈夫だろう。多分。(~_~;
すでにガスケットが歪んでる?
後日エンジンを掛けてチェックしたが漏れは無かった。
これで、エキマニが焦げることも無くなった。
なぜもっとしっかりと作ってくれなかったのか?疑問の残る部分である。