2010年9月4日 ランバーサポートの移植


【はじめに】

スポーツシートに換えてランバーサポートが無くなったので、エアー式のランバーサポートを付けている。

しかし、このサポートは高さは十分取れるがエアーを入れると圧力が上がるので硬くなる。つまり、腰に当たる感触がいまいちなのである。

ベーシックシートには電動式のサポートが付いていて結構快適であった。そこで、前のシートからランバーサポートを移植することにした。

 

【ランバーサポートの取外し】

現在入っているエアー式のランバーサポート。レカロ純正のものだ。


背中のウレタンとスプリングの間に挟みこんであるだけだ。


前のベーシックシートをガレージ2階から下ろしてきた。


移動しやすいように座面と背もたれを分割して保管している。(^o^)b


背面のカバーを外すと右側(下側)にあるのがランバーサポートユニットだ。


黒い方がランバーサポートのモーターのコネクター。


取り付けは、片方の上側ネジ1本で止まっている。


下側は差込になっている。


ドライバーでコジながら抜く。


少し捻りながら取り出す。


このギヤーが回ることによって前後する仕組みだ。


反対側は、穴に差し込んであるだけ。


取外し完了。


良く見ると、下にもスプリングがあってそれを一緒に押す構造になっている。


これがランバーサポートユニットだ。


ギヤーは左側にしかなく、モーター側はバーで追従するようになっている。


パーツナンバー。


ちなみにペリカンパーツで$200ほどしている。

【ランバーサポートの取り付け】


今のシートをばらす。


サイドのネジを外す。


背面カバーを取り外す。


エアー式のサポートを抜き取る。


挟んであるだけなので簡単に取れる。


サポートの取り付け部を確認する。

右側:差込の穴がある。


左側:差込とネジ穴がある。


背もたれを車外に出す為に配線を外す。


取り外しレバーを押えて背もたれを抜き取る。


邪魔になりそうな部分の皮をめくる。


この程度で大丈夫だ。


腰の部分にあるスプリングを取り外す必要がある。


背もたれのウレタンを止めている金具を外す。


両サイドの固定金具をドライバーで広げて外す。


スプリングを固定している部分をドライバーで起こす。


取り外し完了。


一度セットしてみたが、当たる部分が見つかった。


右側のモーターが納まる部分のウレタン。


左のギヤーが収まる部分のウレタン。


カッターで切り取る。


こんな感じ。


左側。


ランバーサポートを取り付ける。


まず右側の穴にモーター側のピンを挿入する。


右側をセットする。


固定ネジを締め付ける。


前のシートにコネクターホルダーが余っていたのでそれも移植。


移植完了。


12Vを繋いで作動を確認、問題なく動いた。

【電気配線の取外し】


さて、次は電気配線の取外しだ。


前のベーシックシートについているスイッチと配線を取り外す。


サイドのカバーを外す。


スイッチのコネクターを外して取り出す。


固定しているタイラップを切って、配線の束を取り出す。


巻いてあるテープを外して必要な線を抜き取る。



テープで手がねちゃねちゃになったので画像はありません。


抜き取った配線とスイッチ。

【電気配線の取り付け】


今のシートに付けるため車外に出す。


背もたれを外しても結構重たい。


逆さまにしてサイドのカバーを外す。


ヒーターの横に空きがあるので其処にスイッチを取り付ける。


スイッチは押し込むだけ。


配線をテープで束ねてスイッチに差し込む。


カバーをつけて配線を固定していく。


背もたれ側も体裁よく束ねる。


こちらはモーターに繋がる線だけだ。


配線は、分岐タップで施工した。

電源プラス線。
アース線2本。
イルミ線。

の計4本を繋げばOKだ。


取り付け完了。


座面を車に持ち込んで取り付け。


背もたれのセット。


配線のセット。


配線を元通りタイラップで固定。


完成。


動作の状態。(表面から)

(マウスオーバー効果あり)
カーソルを合わせると最大状態になる。


動作の状態。(背面、機械側から)

(マウスオーバー効果あり)
カーソルを合わせると最大状態になる。

これで、一度セットすれば位置が変わることはない。 また、スプリングの効果で適度な硬さも確保できた。

これで運転席だけはフル装備のシートになった。( ̄ー ̄)ゞ


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