2010年8月28日 ハブベアリングのグリース充填


【はじめに】

いつものようにオークションを見ていたらE32用のストラットのセットが出ていた。格安だったので迷わず落札、手元に届いた。

特に今のストラットがおかしいわけではない。で、フロントはスプリングの入れ替えがあるのでそのときに交換をしようと考えていた。

このストラットのセット(ハブ付き)は、個人輸入で買っても10諭吉以上はするので本当にラッキーであった。



【ハブベアリングのグリース入替え】

このストラットBMWの純正で新品のデッドストックだった。製造されてからどれだけ経っているか分からないのでグリースを入替えることにした。


ストラットケース、ハブ、ダストカバーの3点セットだ。


ストラットケースは傷もなくとても綺麗だ。


ハブも錆も無く綺麗な状態だ。


このハブ、ABSセンサーの所は加工ではなくギヤ状のリングをはめ込んである。

コストダウンの一環だろうか?


まず、ハブベアリングの分解から始める。

ベアリングの内輪を慎重に抜き取る。


この内輪は玉のリテーナーによって保持されているタイプだ。


普通のグリースのようだ。

量も少し少ないように思える。


取り外した内輪。


次に玉を全て取り出す。


脱脂洗浄剤でついているグリースを綺麗に洗い流す。


ハブ本体も綺麗に洗う。


ベアリングのリテーナーはプラスチック製だ。


内輪を抜くときに爪が数本折れてしまった。(~o~;


綺麗になったハブベアリング。


赤色でおなじみのマルチグリースを充填する。

(ウレア系高温・高負荷用多目的グリース)


リテーナーの玉の部分にグリースを入れていく。


全部に入ったら指で均等に慣らす。


反対側も同じように充填する。


玉を一個づつ入れていく。


玉の上からもう一度グリースを塗る。


内輪をセットする。


こちらにはシールがあるので噛まないように慎重にはめこむ。


表側にも内輪をセットする。


はみ出たグリースを綺麗にふき取って終了だ。


これで取り替えの準備は整った。

元々ハブは交換するつもりで買ってあったが、ハブには2種類あって、もとの物は非対称タイプでこれは対称タイプなので転用は出来ない。

非対称タイプとは、ローター固定ネジが中心位置に開いていて、ABSセンサー部の径が小さいタイプである。

後日のストラット取り替えに続く。。。


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