2011年11月29日 マフラーの加工


【はじめに】

今回は、といさんからのご依頼で、マフラーの加工。オークションで入手されたみたいで、しっかりとした作りで良い物である。ただ・・・・

チロルオフのときに乗らせてもらったが2300rpm付近でサイレンサーが共鳴して唸ってとても五月蝿くて乗られたもんじゃなかった。(~o~;

そこで、この共振を何とかして欲しいとのご依頼を頂いたのだ。(笑)

 

【マフラーの加工】


実際の取り付け状態と音の状態を見るためにガレージに来てもらった。


思ったとおり中間の太鼓が共振して太鼓のように唸っていた。


他にも、位置を少し修正することになった。


まずは、リアのサイレンサー。


テールパイプの位置が高く、バンパーにギリギリなので少し下げる。


ノーマルのサポートが使えるようにステーが付いている。


これを一度取って、下げる方向に付け直す。


仮止めが出来たらしっかりと溶接する。


板が薄いので付けにくい。(~o~;


内部を良く見るとシングル構造になっていた。


デュアルで入ってシングルになって、デュアルで出ている。

静かなのもうなづける。(^o^)b


こんなチャンスは滅多に無いのでサイレンサーの方を採っておいた。(笑)


続いて中間部分の改造。


この太鼓が唸りの元凶なので、外してパイプに置き換える。


位置がずれないように定番の上に固定する。


太鼓をギリギリで切り取る。


グラインダーでは無理なのでセーバソーで。(^o^)b


これだと車上でも切れます。


綺麗に取り外せた。


間の寸法を測って、パイプを切り出し仮止めする。


先端部分の加工。


リアマフラーをもう少し出したいのでここを延長する。


チップソーで一気にカットする。


出来るだけ直角に切る必要がある。


固定したときに10mmの板を挟んでいた。


その10mmを抜き取って固定すると、きっちり10mm延長することが出来る。


離れたパイプ間を計って切り出し、間に入れて仮止めする。


これでずれることなく加工できた。


本溶接のために固定を外す。


先端部の溶接。


太鼓部分のパイプ置き換え部。


これで共鳴する部分はなくなりました。

こう言う社外品を見ると勉強になっていい。でも、カットして中を見たくなるのは内緒です。(^o^)v


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