2008年12月24日 レカロシート換装計画 その3(補修編1)


【はじめに】

レカロシート換装計画 その2(分解編2)に続いてパート3をお届けする。この編では劣化部分の補修のレポートだ。

 

【カバー類の洗浄】

普通なら張り替えればいいのだろうがアルピナシートはブルーグリーンのラインが命なので再利用するため洗うことにした。
ちなみにこのカバーは車内の天井のシートと同じく中にスポンジがサンドされているタイプである。


恐る恐る切開してみると、ギャー!何じゃこりゃ?すでにスポンジでは無くなっている。炭化か?

仕方がないのでミシン目の所以外は全て切り取る。


カスを掃除機で吸い取って綺麗にする。スポンジの残っているところはネチャネチャである。

魔法の洗剤の中につけてしばらくすると透明のはずの洗浄剤が真っ茶色になった。


この状態で一晩漬けておく。


1回でだいぶ綺麗になった。

この作業を3回ほど繰り返し、綺麗に洗浄剤を濯いで乾燥させて出来上がり。





【座面下のゴム帯の製作】

このシートは古いので画像のようなゴム帯が3本になっている。


劣化して既にゴムの役割を果たしていない。

現行のラバーシートに取り替えるべくオークションで落札した。


ガーン!長さが全然違うではないか。


合うように加工することにした。


両端の針金を伸ばして抜き取る。


必要な長さに合わせてはさみで切る。



針金を入れて長さを切断し先端を元通りに曲げる。



フレームにセットしてみる。


バッチグー! ←古っ!


【ガイドバーの補修】

分解時に背もたれのフレームのガイドバーが外れていたので溶接で付け直す。


溶接風景。


溶接者σ(^_^)アタシ






板が薄いので溶接で穴が。。。


修正完了。( ̄ー ̄☆

塗装して補修終了。溶接のために剥がした当て布とパッドをボンドで貼りつける。


剥がしたところ。


スプレーボンドG17を塗る。


手に付かなくなるまで乾いたら貼り合わせる。


【ウレタンの補修】

本来なら全て新品にするところだが、かなりのお値段になるのでここは補修の方向で考える。
当初は自分で補修しようかとも考えたが、とりあえず見積もりだけでもしてもらおうとレカロ専門店 FREESTYLEに送った。
以下はお店より送られたきた画像と説明である。

レカロ専門店 FREESTYLE 担当者談
ウレタン関係ですが、全体的に表面に劣化や傷みがある。(側面や裏側は問題ないです。)
表面に劣化があるウレタンを赤線、割れ等の傷みがあるウレタンを青線で記載します。
赤線部分に2mm程度のスポンジ補強生地を張り付ける修理、青線部分は補修補強を実施しますと各段に耐久性が向上致します。


背面サイド。


表面劣化


左サイド表面劣化、一部削れ


右サイド


右サイド内部亀裂

背面。


表面劣化

ヘッドレスト。


表面劣化


裏面劣化

座面右サイド。


表面劣化

座面左サイド。


表面劣化、一部削れ


削れ拡大


内部亀裂

座面。


表面劣化


裏面亀裂


後部亀裂


前部亀裂

座面前可動部。


表面劣化


裏側ヘタリ

そこそこのいい金額になりましたが折角なので御願いすることにした。
大体1週間くらいで補修が終わって帰ってきた。


表面


裏面

今回ウレタンの補修でお世話になったのは、レカロ専門店 RECARO Special Shop FREESTYLE

レカロに関しては、正規、並行、メーカー純正(トヨタ、いすゞ、ホンダ、三菱etc),USEDに関わらず全て対応可能で、販売から、修理、カスタマイズ、取り付け、アフターケアまですべて行っているSHOPです。

これならもう表面がボロボロになる事は無いでしょう。これで、やっと組み立てにかかれそうです。

   次回につづく・・・


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